ミモザの花束を君へ(緑) 3

90束 ページ5

こんなに簡単なことだったなんて思わなかった



もうこのまま終わっていってしまうのだとばかり思ってた






蘭「じゃあね

‥明日からも文化祭準備がんばろうね」



『うん。また明日ね』






また明日、と手を振って別れることがこんなに嬉しいことだなんて



普段ある幸せにはなかなか気づけないらしい



蘭が、1歩私に歩み寄ってくれたおかげ







文化祭だけじゃない


その後には修学旅行だってある



よかった、蘭と元通りになれて






その夜は疲れているはずなのにこんなに気分が良い夜は久しぶりで何とかして眠りについた

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