98束 大倉side ページ13
俺からの話は１個だけ
明日、もう学校には来ないこと
昨日までに退職願は受理されてて辞める準備も整ってる
文化祭用のダンボールと俺の退職用のダンボールが区別つかんかったんは幸いやった
たぶん、生徒は誰も気づいてない
隆平くんに頼んだことは明日の夜ぐらいにAたちにそのことを伝えて欲しい、ということ
辞めたことを知ってもどうしようもない時まで知らせないで欲しかった
大「俺のワガママに付き合って欲しい」
丸「‥‥それで、」
丸「それで大倉さんは幸せなんですか」
高校生の純粋な目が
いつの間にかずるい大人になった自分に突き刺さって痛い
大「俺は幸せじゃなくていいよ
Aに間違ってほしくないねん」
丸「‥‥大倉さん、それは違うと思います
大倉さんは自分が幸せじゃなくなる方法を取ったらAちゃんは不幸にならないと思ってるかもしれんけど
Aちゃんは、大倉さんと一緒に居たいんです‥！
‥‥そんな、自分の都合ばっかりでAちゃんの幸せ奪わんとってください‥」
ど正論
まさに、そんな言葉がピッタリと合うような隆平くんの言葉に俺は何も返せなくて
丸「でも、秘密にしろって言うんなら僕は、大倉さんの言うことに従いたいと思います」
それだけを優しい顔で言うと校庭をぬけて隆平くんは帰っていった
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まめ(プロフ) - 先が気になって気になっていっき読みしてしまいました!主人公と大倉先生のその後も気になっちゃいました(^^; (2021年1月16日 11時) (
レス) id: 12b073cf75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜ンボ | 作成日時：2019年6月9日 20時
