ミモザの花束を君へ(緑) 2 (ページ8)

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『バイトの面接っ』

大倉先生と会う前日

私はバイトの面接に行った

その理由は簡単で

可愛い服、カバン、靴、それに化粧品もいいものを買いたかったから

もちろんお金が必要で

短期でも長期でもいい

決めていたのは、オシャレなカフェならどこでもいいってことだけ

前々から学校と家の近くで目星をつけていたお店が何軒かあるので順に回る

1番時給が良かったイタリアンカフェは人気店ということもあって忙しすぎそうだった

バイトが決まったのは学校から2駅離れたこじんまりとしたカフェ

お店自体はさっきのイタリアンカフェの半分程度の大きさしかないものの人はそこそこでゆったりとした空気が流れている

なんとなくそれが気に入って、無事バイトとして雇ってもらえることになった

店長「じゃあ来週から来てもらおうかな‥

‥夏休み中はシフト結構入れちゃって大丈夫？」

『はい！働きます！』

店長「ちょうどバイトを増やしたいと思ってたんだよ

君と同い年の男の子もバイトに来てくれてるだけど‥‥あ、今日は休みだった

またシフト被る時があると思うからその時はそいつに色々聞いて」

『わかりました』

来週からのシフトを決めてもらいその男の子と早く一緒にお仕事をしたいと思った

家に帰り明日の服を考える

色々手に取ってみて、あの夜着ていくのをやめた白のワンピースにすることにした