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80束 ページ40

亮がイライラしているのが伝わってくる






亮「なぁ、いいわけないよな

こんなん渡されて、もう気持ち分かってるやん」







亮が怒った時のくせ


早口で、巻き舌になる






『だって言ったでしょ』



亮「また蘭を言い訳に使うん」



『しょうがないでしょ、そうじゃないと‥‥「それが言い訳とちゃうん」亮



安「亮‥っ!言い過ぎや‥‥」






ヒートアップしそうになった私たちを章大が止める



私には亮がそこまで怒る理由が分からなくて






亮「あぁ‥‥ごめん」






うつむき加減に謝る亮の横顔から何か分からないかとその心情を探る



だけど目を伏せる亮からは何も読み取れなくて






『ううん、大丈夫‥‥』






だけど、自分がすべきことがわかった気がする






『亮、ありがとう

‥‥明日、行ってくるね』






章大と丸ちゃんがえ、と声を出す






安「無理せんでもいいねんで」



『いいじゃん。無理、させてよ』






章大が怪訝そうな顔をする



いつだって優しく笑顔で受け止めてくれた章大がこんな顔をするのは初めてで






安「‥‥‥っ」



『ごめん‥‥‥』







たくさん話を聞いてもらったのに



ごめんね



でもたぶんこれが最後のわがままになると思うから






亮「‥‥‥」








その日は予定よりも早くお開きになった

81束→←*作者*



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作者名:桜ンボ | 作成日時:2019年5月26日 16時

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