ミモザの花束を君へ(緑) 2 (ページ15)

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『店長、おはようございます！』

店長「お、河村さん

今日からよろしくね」

『はい、頑張ります』

今日からいよいよバイトが始まる

あの後から毎日大倉先生とのラインは続いている

蘭にもバイトを始めると連絡したんだけど送ってからしばらくして既読がついても返事が返ってこない

忙しいのかな

店長「あ、そうだ河村さん

今日から丸山君も入るから

…丸山くーん？」

丸「はーい！店長おはよう！

…あ、この子が言うてた新しい子ですか？

よろしく！丸ちゃんって呼んでな」

…よくしゃべる人だな

テンション高いし

店長「じゃあ、ちょっと出かけてくるから色々教えてもらっといてね

丸山君、よろしく頼むね」

丸「はーい、任せといてくださいねー」

え、いきなり二人で仕事するの？

それは急すぎない…？

丸「Aちゃんは適当にテーブル拭いていってくれる？

お客さん来たら僕が対応するから見といて」

『あ、はい』

丸「タメでしゃべってやぁ。はよ仲良くなりたいやん」

『うん』

この人絶対距離感おかしい

…でも、悪い人じゃなさそうだし

明るくて楽しそう

『よろしくね、丸ちゃん』

丸「おー頑張ろうな！」

忙しいけれど楽しい夏休み後半

まだまだ暑いけれどそんなことも苦にならないぐらいバイトが楽しくて

はやく直接みんなに話したいと学校がはじまるまでのあと二週間ぐらいが待ち遠しかった