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「あれはじょう先輩が!」
丈「え、俺?」
おっと、口が滑ってしもた。
なんで俺?みたいな不思議そうな目で俺を見つめるじょう先輩。
ん〜、言うても変じゃないよな?あんまり深く考えやんと、うん、言うてみてもいいかもな?
「…じょう先輩が見えて!めっちゃ暑そうやったから!水の冷たさが届いたらいいなーなんて思って上に向かってシャワーしてたんですよ!」
丈「え!なにそれ!(笑)」
「そしたらたまたま虹できて!テンション上がってもーてたんです!」
丈「なんなんそれ!俺のために水ブシャーしてたん?(笑)」
尋ねるじょう先輩に何度も頷く。
丈「ふふ、頷きすぎや。首取れるぞ。どおりでちょっと涼しなったなーおもててん。ありがとーな。(笑)」
そう言いながら俺の頭の上に手を置いた。
そのまま髪の毛をぐしゃぐしゃーっとされ、「ちょっと!!!!」とツッコむとじょう先輩は「大橋と喋ってたら元気出るわ」と呟いた。
丈「ほんま、大橋は俺のこと好きやなぁ」
なんて笑いながら言うから。
本当の気持ちを伝えるように、嘘偽りない言葉で言い返した。
「はい、だいすきですよ」
丈「ありがとーな。」
にこっと笑ったじょう先輩はやっぱり格好よくて、手の届かない存在なんかなぁと少し寂しい気持ちになった。
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おまめさん(プロフ) - 樹れれ*さん» コメントありがとうございます!そしてすごく嬉しいお言葉…心に滲みます…(泣)引き続き、温かい目で見守ってやってください! (2020年6月7日 16時) (レス) id: 78dec32c94 (このIDを非表示/違反報告)
樹れれ* - コメント失礼します!最近この小説を読むことが日課になりつつあるくらい大好きです。純愛で、それでいて儚い青緑を書ける主様素晴らしすぎます!(緑くんの純粋さが疲れをとってくれる癒しです。。)毎度の更新楽しみにしています。お身体にお気をつけてください(*^^*) (2020年6月7日 0時) (レス) id: d9fa3e456d (このIDを非表示/違反報告)
おまめさん(プロフ) - ももさん» コメント読んで嬉しすぎて上がった口角が下がりません…そう言っていただけると活力になります!少しでも読んでて良かったと思っていただけるような結末に向けて書いていきますので、温かい目で見守ってやってくださいませ! (2020年6月6日 23時) (レス) id: 78dec32c94 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - 初めてコメントします。私自身嫌なことがあった日も、この小説読むと吹き飛ぶくらい大好きです笑、長編は連載大変やと思うので、マイペース保って無理せず頑張ってください!陰ながら応援してます。 (2020年6月6日 21時) (レス) id: 1c767c69e9 (このIDを非表示/違反報告)
おまめさん(プロフ) - イチゴさん» 嬉しすぎるお言葉ありがとうございます(´;ω;`)ゆっくりになりますが、今後もご愛読宜しくお願いします! (2020年6月6日 0時) (レス) id: 78dec32c94 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おまめ | 作成日時:2020年5月3日 23時