23 ページ24
.
大「さぁ、はっすん。もうさすがに聞くわ、何があったん。」
あれから2日、自分の感情もよく分からんまま家でひたすらボーッとしてた。
考えれば考えるほど、問題はいっぱいあって。
正「はっすんママから電話あったときはほんま何かと思ったわ。」
「いや、ほんま過保護なだけやから。(笑)」
部屋に引きこもってたからなんかあったんおもただけやで、と笑ってみせる。2人は困ったような表情で顔を見合わせる。
「あのな、全部聞いてくれる?」
大「もちろん。」
「気持ち悪いとか思わん?」
正「俺らが思うと思う?」
じょう先輩のことが恋愛対象として好きだと気付いたこと、じょう先輩には好きな人がいるってこと、それが末澤先輩だと思う、ということ。これからどうしていったらいいか分からない、正解が分からなくて苦しい、ということ。
今まで喉の奥に溜めてた重たい鉛のようなものが口から出ていって、心が軽くなっていく。
大「西畑の意見は、好きって気持ちを封印する必要はないと思う。じょう先輩の気持ちを大事にして、じゃあはっすんの気持ちは誰が大事にしてあげれるん?はっすん自身が大事にしてあげやんとあかんと思うけどなぁ。」
正「はっすんらしい、って何か分からんけど、はっすんの良いところは思ったことをしっかり口に出来ることやと思う。相手をちゃんと考えて発言できるところ。今回は相手と、世間体を考えすぎてる気がするなぁ。」
大「伝えやな伝わらんことだって勿論あると思うし、俺は真っ直ぐ気持ちを伝えることが出来るはっすんが好きやなぁ〜。」
正「どうなろうがはっすんは俺らの親友で、はっすんには俺らがついてるで。」
2人の温かい言葉に自然と涙が溢れる。
最近ほんま泣きすぎやねん、女々しいわ。
「2人がいてくれてほんまによかった…ありがとう…」
.
287人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
おまめさん(プロフ) - 樹れれ*さん» コメントありがとうございます!そしてすごく嬉しいお言葉…心に滲みます…(泣)引き続き、温かい目で見守ってやってください! (2020年6月7日 16時) (レス) id: 78dec32c94 (このIDを非表示/違反報告)
樹れれ* - コメント失礼します!最近この小説を読むことが日課になりつつあるくらい大好きです。純愛で、それでいて儚い青緑を書ける主様素晴らしすぎます!(緑くんの純粋さが疲れをとってくれる癒しです。。)毎度の更新楽しみにしています。お身体にお気をつけてください(*^^*) (2020年6月7日 0時) (レス) id: d9fa3e456d (このIDを非表示/違反報告)
おまめさん(プロフ) - ももさん» コメント読んで嬉しすぎて上がった口角が下がりません…そう言っていただけると活力になります!少しでも読んでて良かったと思っていただけるような結末に向けて書いていきますので、温かい目で見守ってやってくださいませ! (2020年6月6日 23時) (レス) id: 78dec32c94 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - 初めてコメントします。私自身嫌なことがあった日も、この小説読むと吹き飛ぶくらい大好きです笑、長編は連載大変やと思うので、マイペース保って無理せず頑張ってください!陰ながら応援してます。 (2020年6月6日 21時) (レス) id: 1c767c69e9 (このIDを非表示/違反報告)
おまめさん(プロフ) - イチゴさん» 嬉しすぎるお言葉ありがとうございます(´;ω;`)ゆっくりになりますが、今後もご愛読宜しくお願いします! (2020年6月6日 0時) (レス) id: 78dec32c94 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:おまめ | 作成日時:2020年5月3日 23時