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キーンコーンカーンコーン
昼休みを知らせるチャイムが鳴った。
授業中もじょう先輩の彼女のこととか、自分の中で引っかかってる何かでもやもやして正直授業どころじゃなかった。
一回丸山先生に当てられてめっちゃ焦ったけど!優しい丸山先生で良かった〜。
正「はっすん何をずっとボーッとしてんの?」
大「さっきの女子達になんか言われたん?」
「いや、なんか言われたとかではないねんけどさぁ…」
正「…とりあえず、お弁当食べよや!今日はどこで食べる?はっすんの話も聞きたいし中庭のベンチ行く?」
大「あこ静かやもんな!ええな!行こか!」
大ちゃんに腕を引かれて中庭まで向かった。
大ちゃんと正門やったら話してもいいかなぁ、俺自体がよく分かってないから2人に話すのが1番かなぁ、なんて思いながら歩く。
「かずやぁ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!」
中庭に出たときに遥か頭上から俺の名前を叫ぶ声が聞こえた。
どこ!?!?キョロキョロしてると、
真「うえや〜〜〜!!!!こっちや〜!!!!!!」
末「ほんっま!真鳥うるさいて!!!!」
目線を上にやると、屋上からぴょんぴょん跳ねながら手を振る真鳥先輩と笑いながらツッコむ末澤先輩の姿が。
「せんぱぁ〜〜〜〜〜い!!!!!!」
負けじと大きな声で跳ねながら手を振り返す。
真「かわいい〜〜〜!!俺のかずや〜!!」
やかましいねん!!!ほんっま!!!と誰よりも響き渡る高音ボイスで真鳥先輩の頭を叩く末澤先輩。ほんま賑やかでええなぁ〜。こっちまでニコニコになる。
大「ほんま、はっすんは誰からも愛されるなぁ。」
正「さすが俺らの親友や。」
「なにぃ!?お金ないで!?」
大「ないんかよぉ…」
「おいおいおい!?(笑)」
さっきまでのもやもやは少しだけ緩和され、友達の大切さに改めて気付く。
俺の元気の源は大好きな友達やなぁ〜!
ベンチに腰掛け、お弁当を食べ始める。
あ、その冷凍食品俺も入ってる。これ美味しいよなぁ〜。冷凍食品って言い方やめとけ。とかしょーもない話をしてからひと呼吸置いて大ちゃんが俺に問いかけた。
大「で、はっすんは大丈夫?」
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おまめさん(プロフ) - 樹れれ*さん» コメントありがとうございます!そしてすごく嬉しいお言葉…心に滲みます…(泣)引き続き、温かい目で見守ってやってください! (2020年6月7日 16時) (レス) id: 78dec32c94 (このIDを非表示/違反報告)
樹れれ* - コメント失礼します!最近この小説を読むことが日課になりつつあるくらい大好きです。純愛で、それでいて儚い青緑を書ける主様素晴らしすぎます!(緑くんの純粋さが疲れをとってくれる癒しです。。)毎度の更新楽しみにしています。お身体にお気をつけてください(*^^*) (2020年6月7日 0時) (レス) id: d9fa3e456d (このIDを非表示/違反報告)
おまめさん(プロフ) - ももさん» コメント読んで嬉しすぎて上がった口角が下がりません…そう言っていただけると活力になります!少しでも読んでて良かったと思っていただけるような結末に向けて書いていきますので、温かい目で見守ってやってくださいませ! (2020年6月6日 23時) (レス) id: 78dec32c94 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - 初めてコメントします。私自身嫌なことがあった日も、この小説読むと吹き飛ぶくらい大好きです笑、長編は連載大変やと思うので、マイペース保って無理せず頑張ってください!陰ながら応援してます。 (2020年6月6日 21時) (レス) id: 1c767c69e9 (このIDを非表示/違反報告)
おまめさん(プロフ) - イチゴさん» 嬉しすぎるお言葉ありがとうございます(´;ω;`)ゆっくりになりますが、今後もご愛読宜しくお願いします! (2020年6月6日 0時) (レス) id: 78dec32c94 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おまめ | 作成日時:2020年5月3日 23時