7 ページ8
私は、焦っていた。
来月には、四大陸選手権が迫っている。
「なんでそんなことが出来ないのよ！」
桜木先生の声がリンクに響く。
スケートというのは、とても繊細だ。
心の焦りや迷いがすぐに表われる。
スランプなのか、何もかもがうまくいかない。
気付いたら、先生も他の練習してた子もいない。
もうやけになって練習していた。
「いつものことだけど、帰る時間ですよー。」
何回言わせるんだっと言いげな祐希の声。
「今日は、先帰ってて。もう少ししたら帰るから」
「少しなら待ってる。」
本当に少しなのかよって顔をしている祐希。
感情が顔に出やすいとこが犬みたい。
少し水分補給をして、今シーズンのプログラムをやる
はぁ、息が苦しい。
桜木先生も鬼みたいなプログラム作ったなぁ
最初のジャンプが、着氷が乱れた。
2回目のジャンプで、完全に転んだ。
すると、音楽が止まった。
祐希が音楽を止めたようだった。
「なんで止めるの！まだこれからなのに。
最初からでいいからかけ直して。」
「今日は、もう終わり。帰るぞ。」
「まだできる！帰りたいなら先に帰りなよ。」
そういっても、祐希は私のものを片付け始める。
「早くしないと、電気消すよ。」
本当に電気消されそうな勢いだったので
しぶしぶ、リンクから上がり帰る準備をした。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 201人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ツバサ - とても面白い作品ですぐに読み終わってしまいました^^* (2021年8月26日 0時) (
レス) id: e19f55e3ec (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - しさん» コメントありがとうございます うっかり外すの忘れてしまいました。ご指摘頂きありがとうございます！ (2020年5月18日 11時) (レス) id: ddfe1443b5 (このIDを非表示/違反報告)
し - とっても面白い作品なのでオリフラ外してくださいー！！ (2020年5月18日 9時) (レス) id: 69ebf4a9b4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Alice | 作成日時：2020年5月18日 1時
