Beautiful Moon 3rd (ページ18)

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☆ ページ18

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『でも今の照くんは身長高くて筋肉ムッキムキじゃないですか。精神的な面でも簡単に語れないくらいの努力と経験を積んで、背中で語れる強さを得ましたよね。

SnowManのリーダーとして頑張ってる姿に私も頑張ろうって思えるし、同い歳の癖にどこ目線で話してるのか自分でも分からないけど、頼りがいのある男性になったなあって思います』

「……照れくさいっすね」

『でも甘い物が大好きな所は全然変わらないし、ふにゃふにゃ〜な笑顔も男らしくなったけどそれほど変わってないですよ？さっきもケータリングのチョコブラウニーを見つけて1つポケットに入れてニコニコしてました。可愛い所も全然変わらないかなぁ』

「ねーえ、やめて。いつ見てたのそんなの」

『顔に表情が出る所もそのままです。喜怒哀楽顔を見れば分かっちゃうくらい分かりやすい！』

私も語りすぎてしまった。匂わせだなんだとファンに怒られてしまう。

「お2人ともとても仲良しなんですね？」

「はい！自信を持って仲良しです」

照はあっさりと認めた。双方のマネージャーが苦笑いしているのが見える。笑ってないで助けてくださいよ、と訴えたいところだけど、そうすると照の機嫌を損ねそうだから黙っておいた。

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取材や撮影が終わる。照と話していると、インタビュー担当の編集さんが私に声をかけた。

「Aちゃん」

『ん？』

「今日はありがとうございました！ Aちゃんとお仕事できて本当に嬉しかったです！」

『こちらこそありがとう。私もルカとお仕事できて嬉しかったぁ』

あの頃と変わらない笑顔。お互い大人になって進む道は変わったけれど、ルカは編集者として今も芸能のお仕事に関わっている。

『話しやすかったよ。ルカに洗いざらい引き出されちゃった』

「いやもうそれはね、私の腕の見せどころですから。Aちゃんと照くんの18年を引き出すぞー、ってやる気十分でした」

パンパン、とルカは腕を叩いた。

「ねえA、知り合い……？」

やっぱり表情に出ている。照くん呼びされて眉間に皺を寄せた照は私と編集さん……ルカを見渡した。人見知りしがちな所も変わっていない。

『覚えてないの？照もよく知ってるはずだよ？』

「俺が？」

『マイケル役の子じゃん！』

「岩本さんお久しぶりです。マイケルです」

ええー、と照の大きな声が響いた。