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「お疲れ。ほんとお前ら意味分かんねぇな。」
「あ、須貝さん。お疲れ様です。何がですか?」
お湯が沸くのを待っていると突然現れた須貝さん。お前ら、って僕と問ちゃんのこと?
「一言も話さずに意思疎通してたろ。そういうこと双子だよなぁ。」
「まぁ…実際双子なんで。このくらい普通の兄弟もやると思いますけどね?」
「普通の兄弟はお兄ちゃんのためにコーヒーなんか淹れてくれません。」
「あら、可哀想に。」
「ま、俺が淹れた方が美味しいから良いんやけど。」
出た、須貝さん節。自信たっぷりな口調はこちらまで元気づけられる気がする。お湯が沸いたので問ちゃんの分、僕の分、と交互に入れていく。須貝さんは給湯室に用事があったわけではないらしく去って行った。
「はい、問ちゃん。何してんの?」
「クイズ大会見てる。ありがと。」
それであんな真剣な表情ってわけね。問ちゃんの片耳からイヤホンを奪ってみる。お、怒られないぞ。
「ああー、こん時のか。」
「うん、僕が2Rで負けた時の。」
「僕も同じ時に敗退してる。ん、返すわ。頑張って〜。」
QuizKnockの良いところは、裁量労働制を採用しているからオフィスで仕事以外のことをしていても怒られないところ。そして作業に集中できる環境が整っているところ。ということで僕はレポートを書くことにする。よーし、僕も頑張るぞ〜。
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蘭(プロフ) - tmさんの性同一性障害お願いできますか? (12月30日 20時) (レス) @page37 id: 63a9fa29e6 (このIDを非表示/違反報告)
蘭(プロフ) - リクなんですけど、言ちゃんの喘息お願いできますか? (11月19日 21時) (レス) @page35 id: 63a9fa29e6 (このIDを非表示/違反報告)
ぷよーこ(プロフ) - 仲良し兄弟mnちゃんとgnちゃんのお話し、可愛くて凄く嬉しいです。ありがとうございます(≧▽≦) (7月15日 16時) (レス) @page4 id: 7d400068d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:sunny | 作成日時:2023年7月14日 23時