. ページ29
.
「げほげほっ、ごほっ、げほっ。」
息苦しさで目が覚めた。発作だ…今日は明け方にも起きてるのにな。
「福良さんおはよー、体起こすよ。」
「げほっ、ごめ、げほげほ、ひゅう。」
須貝さんに支えてもらって体を起こす。背中にクッションを入れてくれて、吸入器も手渡してくれた。
「…はぁ、げほっ、トイレ行ってくる…。」
「ん、気をつけて。」
軽い発作だったから吸入を1回すれば咳はすぐに治まったけど、咳する度に血がドバドバ出ているような気がして。うーん、ギリギリセーフ。手が震えて上手くナプキンが変えられなかったけどなんとか頑張って、トイレを出た。
「お、おかえり。また寝る?」
「んーん、もう寝らんないや。」
出迎えてくれる関西弁が心地良い。ベッドに座ればお腹に毛布をかけてくれて、至れり尽くせりだ。
主に須貝さんが話題を振ってくれて、静かに時が過ぎていった。何を話したかは…2人だけの秘密。とりあえず言いたいのはあれだね、もうこんなのはこりごりだってことだね。
.
176人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
蘭(プロフ) - tmさんの性同一性障害お願いできますか? (12月30日 20時) (レス) @page37 id: 63a9fa29e6 (このIDを非表示/違反報告)
蘭(プロフ) - リクなんですけど、言ちゃんの喘息お願いできますか? (11月19日 21時) (レス) @page35 id: 63a9fa29e6 (このIDを非表示/違反報告)
ぷよーこ(プロフ) - 仲良し兄弟mnちゃんとgnちゃんのお話し、可愛くて凄く嬉しいです。ありがとうございます(≧▽≦) (7月15日 16時) (レス) @page4 id: 7d400068d9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:sunny | 作成日時:2023年7月14日 23時