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夏風邪(HBD!) kwmr × fkr ページ13

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河村side

いよいよ夏も本格的になってきた8月最初の月曜日。ん?今日何日だ?…7日か、福良の誕生日じゃん。何も準備してないな…野菜ジュースでも買ってくるか?

まだ涼しい朝のうちに出勤して、仕事をしながらそんなことを考えていると、福良がオフィスにやってきた。

「げほっ、おはよ…。」

「おはよう、どうしたその声。」

オフィスの扉を開けて発された第一声はカッスカスで。奥の方にいる人には聞こえているかも怪しい。

「なんか、けほっ、声出なくて。」

「うん、それは分かる。それは風邪なのか?エアコンのせいとか?」

んー、と曖昧な表情をされた。自分でも分かってないのか。ついには喋るのが辛くなったらしく、スマホを取り出した。しばらく待って、その画面に表示されていたのは。

(エアコンにそんなあたった覚えはない。とりあえず、今日撮影の司会代わってもらえる?)

「あーうん、それはいいんだけど、病院は?」

(大丈夫だよ〜)

大丈夫なわけないだろ、と思いつつ、強くは言えなくて。お菓子とかが置いてあるコーナーに行きのど飴を持ってきて、福良の座る机にそっと置いた。

そこからしばらくはお互い仕事に集中していた。福良の咳を聞きながら、遠くから福良を呼ぶ伊沢があれば代わりに返事をしてあげながら。

…なんだけど。Web記事班の朝会が始まるくらいの時間になると福良の体調はますます悪化しているように見えて。

「福良、病院行こう?熱あるでしょ。」

(熱は無いって)

はぁー、まだ認めない気か。こいつには数字を見せた方がいいな、と救急箱から体温計を持ってきて、ん、と押しつける。嫌そうな顔をしながらもなんとか受け取ってくれた。

少し経って、ピピピッと音が鳴る。福良に持たせていると隠蔽されるかもしれないから福良が体温計を取り出した瞬間その手から奪った。37.8℃。ほら、ちょっと誤魔化せないぞ?

「病院行こうか、な?タクシー呼ぶからその間に準備して。」

めちゃくちゃ眉間に皺を寄せているがお前に拒否権は無いからな。パッと自分の荷物を取ってきて、怠そうに荷物を用意する福良を見守った。

「タクシー来ましたよー。誰が呼んだんですか?」

「僕だ。ありがと伊沢。福良を病院に連れて行くから中抜けするわ。」

「あ了解でーす。お大事に。」

会社の電話使ってタクシー呼んだからそっちに連絡が来て伊沢が取ってくれたんだ。動く気力も無さそうな福良の手を取って、オフィスを出た。


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(プロフ) - tmさんの性同一性障害お願いできますか? (12月30日 20時) (レス) @page37 id: 63a9fa29e6 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - リクなんですけど、言ちゃんの喘息お願いできますか? (11月19日 21時) (レス) @page35 id: 63a9fa29e6 (このIDを非表示/違反報告)
ぷよーこ(プロフ) - 仲良し兄弟mnちゃんとgnちゃんのお話し、可愛くて凄く嬉しいです。ありがとうございます(⁠≧⁠▽⁠≦⁠) (7月15日 16時) (レス) @page4 id: 7d400068d9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:sunny | 作成日時:2023年7月14日 23時

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