27 ページ27
ー
ガチャ
カチッ
連れて来られたのはゼミ室じゃなくて、1階の空き教室。
ーーーなんかナチュラルに鍵閉められた気がーー
N「…」
「…ハギョナ？」
N「俺、もしかして…邪魔だった？」
「…へ？」
というか、『俺』って…
N「急に泣き出したときも、理由教えてくれないし、そのあとなんだかよそよそしくなって、一時期目合わせなくなったし。たまに上の空だし。」
「え、あの」
ま、マシンガントーク…。
N「時々すっごい可愛い顔するかと思ったら急に辛そうな表情になるし、そしたらなんか変なヤツ湧いてくるし、しかもすっごい馴れ馴れしいし」
「は、ハギョナさん…？」
N「しかも何アレ？何なの？人が大事に守ってきたのに何？何軽々しくキスしてんの？もう本当に意味わかんないしどっから湧いてきたのアイツ」
こ、んなに早口で喋るハギョナ初めて見た。
N「ねぇ」
「は、はいっ」
急に呼ばれて思わずたじろぐ。
N「俺もうどうしたらいいか分かんないんだけど。」
「え？」
N「Aの気持ちが全然わかんない」
「……」
N「こんなに近くにいるのに。ずっとそばにいたのに。一向に見えなくて、つらい」
これは……
N「さっきだって、そばで気持ち良さそうに寝てたのに…起きたらいないし。しかも見つかんないし。必死に探してやっと見つけたと思ったらアイツと一緒だし。」
もしか、して……
N「しかも『僕が貰ってもいいですよね？』だぁ？ふざけんな。あんなポッと出のお子様に渡せるわけないだろ！」
思わず1人、笑みがこぼれる。
これは、
期待してもいいだろうか。
N「だいたいAはーーー…え？」
またもやマシンガントークを始めようとする彼の胸に飛び込んだ。
ぎゅう
そのあたたかさに、泣きそうになる。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 62人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
かい(プロフ) - みィさん» ありがとうございます(^o^)NEO最高ですよね〜〜私も大好きです〜(*^^*) (2015年8月11日 20時) (
レス) id: 5ef3a34abd (このIDを非表示/違反報告)
みィ(プロフ) - 番外編ありがとうございます…！！にやけながら読ませていただきました笑NEO最高です…(;_;) (2015年8月11日 17時) (レス) id: 04ad1ca284 (このIDを非表示/違反報告)
かい(プロフ) - さくま、さん» ありがとうございます！(*^^*)ただただえねねんへの愛だけが詰まってるのでえねねんぺんさんに喜ばれると一層嬉しいですw応援ありがとうございます！ (2015年8月3日 2時) (レス) id: 5ef3a34abd (このIDを非表示/違反報告)
さくま、(プロフ) - はじめまして、こちらのお話楽しく読ませていただきました〜！えねねんペンなのでえねねんのえねねんらしい心理を想像しながら読めて、もううわああああってなってました…笑 素敵なお話、ありがとうございました(^-^)応援しています！ (2015年8月2日 17時) (レス) id: 7e1185609e (このIDを非表示/違反報告)
かい(プロフ) - lovevixx/reiさん» 知ってるけどあんまりちゃんと見たことないww大人数グループはなかなか手が出せません笑 ツイッターやってますよ！@mimomimo7957でお探し下さい。全然友達作らないせいで1人ではっちゃけてますけど笑 (2015年8月1日 23時) (レス) id: 5ef3a34abd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：かい | 作成日時：2015年7月20日 1時
