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「そのドラゴン、何百年も前に突然魔界に現れたドラゴンらしくてね。写真というものがなかった当時、実際に見た人が描いたらしいんだ。」
成程…通りで情報量も少ない訳だ…。渡された資料に目を通していると、あるデータに目がいく。
「生息地が魔界じゃなくて、天界って書かれてあるんだけど…本当かどうか怪しいよね」
天界…!?
「名前もルミエールドラゴンって手書きで書かれてあるけど、それも本当かどうか…Aちゃん？」
バラム先生に声をかけられ、はっとする。
『ごっごめんなさい…！ちょっと、驚いちゃって…』
「…何か心当たりがあったのかい？」
天界のこと知ってるって言ったら、どうなるのだろうか…？知ってるというか天界にいた記憶は全くないのだが…天使だとバレるリスクは高くなる。
『いっいえ…特には…』
こちらを観察するように見てくるバラム先生。お父様が言ってたように、天使だとバレたら魔関署に通報されて、殺されるのだろうか…それは嫌だ…。どうしようと焦っていると
「ごめんね、なんか尋問みたいなことしちゃって…。ウォルターパークの事件もあったから、1人で思い詰めてないかなって…少しでも君の助けになれればと思ったんだけど…」
バラム先生…
「やっぱり、手書きの資料じゃ信憑性ないよね」
きっとバラム先生はそんなことしない。だって…一生徒のために、こんなにも真摯に向き合って考えてくれる先生なのだから…。私が自分と向き合わなきゃダメじゃないか。
『先生…私、実は天使なんです…』
「……え？」
『悪魔じゃなくて…天使なんです』
白く輝く羽を広げて見せる。
「ええええええ!!?」
ガシャーンと物音を立てながら盛大に転けるバラム先生。生物に詳しい先生なら大丈夫だと思って言ったのだが、あまりの驚きようにこちらもびっくりである。
「えっ天使って…ええ!?天界にいるって言われてる!?」
『そうです。天界にいた時の記憶はないのですが…』
「じゃっじゃあ、角と牙は？それに尾は!?」
『全部ないですよ。見ますか？』
「それはダメだ!!!」
立ち上がってスカートを捲ろうとしたら必死に止められた。そんな必死に止めなくても、ちゃんと履いてるのに。
少し落ち着いたバラム先生に、幼少期に記憶喪失状態で発見されてハルファス家の養子となったこと、このことを知っているのは家族と理事長であることなど…包み隠さず話した。
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リマ(プロフ) - 八つ橋さん» 幼少期編考えるの楽しかったです！夢主の兄との絡みもいつか書ければと思ってます！寒い日続きますね…八つ橋様も風邪をひかないようお気をつけ下さい！ (2023年2月23日 20時) (
レス) id: 7b3f301f92 (このIDを非表示/違反報告)
八つ橋 - こんばんは、幼少の二人が可愛らしいかったです。全力で夢主ちゃんのお兄ちゃんが邪魔してそうだなぁと思いました。最近寒いのでお身体にお気をつけて下さい。 (2023年2月22日 22時) (レス) id: ed846143d9 (このIDを非表示/違反報告)
リマ(プロフ) - 八つ橋さん» いつも読んでくださりありがとうございます！私がアズくんを書くと、中々素直になれなくて誰かしらの邪魔が入ってしまうという…笑 今後どうなるかお楽しみに…！ (2023年2月22日 20時) (レス) id: 7b3f301f92 (このIDを非表示/違反報告)
八つ橋 - こんばんは、素敵な夢小説に書いていただき誠にありがとうございます。アリス君やっと夢主ちゃんのことを誉められましたね。頑張ってと思いました。 (2023年2月21日 21時) (レス) @page45 id: ed846143d9 (このIDを非表示/違反報告)
リマ(プロフ) - 八つ橋さん» 見えづらい画像で申し訳ないですが、そう仰っていただけて嬉しいです！風邪ひかないよう気をつけます…！ (2023年2月16日 23時) (レス) id: 7b3f301f92 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リマ | 作成日時：2023年1月28日 3時
