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「おい、お前たち…」
アメリが注意しようとすると…
「!!」
「えっ…!?なっなに…」
女性の手を取り懐を開くアリス。
「挨拶ですよ。角とキバを手で隠して礼を示す。相手はそれに懐を開いて返すのです。彼女は無礼ではない。」
古い礼法なのだが、司書の家系である彼女は本を読んで知ったそうだ。
「さて…私は礼節を重んじる悪魔、アスモデウス・アリス。礼には礼を返しましょう。」
一方Aは…
『モノマネさん…でしたっけ？』
「"モノマ"、ね！僕と踊ってくれるのかい？」
『失礼しました！私でよければ…』
モノマの肩に手を添えて、ステップを踏み始める。
「ウォルターパークを救った1人と言われてるAさんと踊れるなんて、光栄だね」
『私はそんな大層なことしてませんよ(記憶にないし…)』
「謙遜しなくていいのに。それにしても、実物のAさんは本当に綺麗だ！」
『ありがとうございます…』
「どうだい？あいつじゃなくて僕を選ばないかい？」
Aには伝わっていないが、人生を共にする伴侶として自分を選ばないかと聞くモノマ。
『あいつ？』
「アスモデウス・アリスだよ。聞けばバビルスの入学式で問題を起こしたそうじゃないか。何のトラブルも起こさない真面目な者と悪目立ちして不相応な注目を浴びる者、どちらが正しいのか…君も貴族の立場なら分かるだろ？」
『何のお話かご存知ありませんが、少なくとも私の大切な幼馴染である彼を馬鹿にするような方を正しいとは思えません…』
綺麗なステップを踏みながらも、少し怒ったように言い返す。
「これは失礼。いつかトラブルに巻き込まれて、君に被害が及ばないか心配でね！」
『お気遣い感謝いたします』
踊りつつ、羽を広げるために無口頭魔術で色を変えたA。そして、踏み込んで飛び上がると同時に、キラキラと輝く漆黒の羽を羽ばたかせ、微笑みながらモノマに言う。
『でも、心配はいりません。例え何があっても、彼も私もこれからもっと成長して乗り越えますので！』
美しい羽と愛らしい笑顔に、モノマは心臓を射抜かれた。しかし…
『あと…女性の身なりや位階を笑うような方は、モテないと思います！』
その一言に、心臓にグサッと何かが刺さるような感覚がモノマを襲う。
「ふっ!!」
『ありがとうございました。さようなら。』
「……アハハハハハハ！」
Aがお辞儀をして離れると、突然その場で笑い出すモノマ。病名のある精神状態なんじゃないか…？
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リマ(プロフ) - 八つ橋さん» 幼少期編考えるの楽しかったです！夢主の兄との絡みもいつか書ければと思ってます！寒い日続きますね…八つ橋様も風邪をひかないようお気をつけ下さい！ (2023年2月23日 20時) (
レス) id: 7b3f301f92 (このIDを非表示/違反報告)
八つ橋 - こんばんは、幼少の二人が可愛らしいかったです。全力で夢主ちゃんのお兄ちゃんが邪魔してそうだなぁと思いました。最近寒いのでお身体にお気をつけて下さい。 (2023年2月22日 22時) (レス) id: ed846143d9 (このIDを非表示/違反報告)
リマ(プロフ) - 八つ橋さん» いつも読んでくださりありがとうございます！私がアズくんを書くと、中々素直になれなくて誰かしらの邪魔が入ってしまうという…笑 今後どうなるかお楽しみに…！ (2023年2月22日 20時) (レス) id: 7b3f301f92 (このIDを非表示/違反報告)
八つ橋 - こんばんは、素敵な夢小説に書いていただき誠にありがとうございます。アリス君やっと夢主ちゃんのことを誉められましたね。頑張ってと思いました。 (2023年2月21日 21時) (レス) @page45 id: ed846143d9 (このIDを非表示/違反報告)
リマ(プロフ) - 八つ橋さん» 見えづらい画像で申し訳ないですが、そう仰っていただけて嬉しいです！風邪ひかないよう気をつけます…！ (2023年2月16日 23時) (レス) id: 7b3f301f92 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リマ | 作成日時：2023年1月28日 3時
