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間に…合わなかった…。その場に崩れ落ちるように、地面に膝をついた。以前、イフリート先生に言われた言葉を思い出す。
─「本当に取り返しのつかないことになった時…あとで後悔することになるよ」─
ああ、こういうことか…
例え敵であっても、誰も傷つけたくない…？そんなの、ただの臆病者じゃないかっ…！傷つけないどころか…目の前で、大切な幼馴染を失っているじゃないかっ…！
今更後悔したところで…失ったものは、もう元には戻らない…
ごめんね…アリス─
一つ、また一つと…零れ落ちる涙が地面を濡らすのも気にせず、右耳のピアス─魔具を壊した。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
side バラム
間一髪でサブノックくんが盾となり、2人とも助かったことをイルマくんに伝える。よかった…僕も早く加勢に…と思っていた時だった─
近くで物凄い勢いで膨れ上がる魔力を感じた。何だこの魔力の量は…!?
『【
「A!?」
アガレスくんが叫んだと同時に、Aちゃんが羽も出さずに飛んでいく。あれは、天体魔術…羽なしで飛べるだなんて…。いや感心してる場合じゃないッ!!
「Aちゃん!!」
「危ないから戻っておいでッ!!」
僕たちの声がまるで聞こえていないかのように、あっという間に魔獣の元へ行ってしまった。そして、先程感じたおぞましい程の魔力も遠ざかる。もしかしてあの魔力…
「先生…これ、Aが行っちゃう前に壊したピアス…」
Aちゃんの近くにいたアガレスくんがピアスを見せながらそう言う。間違いない。普段からこの魔具で魔力量を制限していたんだ。Aちゃんの様子も気になるが、とりあえず今はアスモデウスくんとサブノックくんの無事を確認するのが優先だ。
2人が逃げた先へ向かうと、肩を支え合う2人を見つけた。
「サブノックくん！アズくんっ!!」
「イルマ様…っ」
イルマくんがアスモデウスくんに抱きつく。
「生ぎでる。よがっ…よがっだあぁ…!!」
「すみません…」
「僕の方こそごめん!!全然考えが足りなくて…っもっと危機感もつべきだったよね！」
2人で謝罪の押し問答を繰り広げるが、サブノックくんが逃げるぞと2人を担ぐ。
「待て！Aはどこへ…？」
この場にいないAちゃんを探すアスモデウスくん。
「それが…僕たちの静止の声も聞かず、行っちゃったんだ…」
僕が指さした方を振り返りAちゃんを見つけると、驚いたように声を上げる。
「A!?何故っ…!?」
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リマ(プロフ) - 八つ橋さん» 幼少期編考えるの楽しかったです！夢主の兄との絡みもいつか書ければと思ってます！寒い日続きますね…八つ橋様も風邪をひかないようお気をつけ下さい！ (2023年2月23日 20時) (
レス) id: 7b3f301f92 (このIDを非表示/違反報告)
八つ橋 - こんばんは、幼少の二人が可愛らしいかったです。全力で夢主ちゃんのお兄ちゃんが邪魔してそうだなぁと思いました。最近寒いのでお身体にお気をつけて下さい。 (2023年2月22日 22時) (レス) id: ed846143d9 (このIDを非表示/違反報告)
リマ(プロフ) - 八つ橋さん» いつも読んでくださりありがとうございます！私がアズくんを書くと、中々素直になれなくて誰かしらの邪魔が入ってしまうという…笑 今後どうなるかお楽しみに…！ (2023年2月22日 20時) (レス) id: 7b3f301f92 (このIDを非表示/違反報告)
八つ橋 - こんばんは、素敵な夢小説に書いていただき誠にありがとうございます。アリス君やっと夢主ちゃんのことを誉められましたね。頑張ってと思いました。 (2023年2月21日 21時) (レス) @page45 id: ed846143d9 (このIDを非表示/違反報告)
リマ(プロフ) - 八つ橋さん» 見えづらい画像で申し訳ないですが、そう仰っていただけて嬉しいです！風邪ひかないよう気をつけます…！ (2023年2月16日 23時) (レス) id: 7b3f301f92 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リマ | 作成日時：2023年1月28日 3時
