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リビングに連れてこられて、ドライヤーを片手に和が畳にガバッと座る。
トントン
『はい、ここ座って、』
そういって和が叩いたのは和の足と足の間。
A「えっ…」
パシッ
躊躇する暇もなく腕を掴まれ、スポッと足の間に入れられる。
『はい、確保。』
なんだかすごく得意げ。
A「自分でできるよっ」
そういって和からドライヤーを奪おうとすると、
『だーめ、いうこと聞きなさい。』
まるで抱きしめられるように止められて、動けなくなる。
A「もう〜」
赤くなった顔を隠すように下を向く。
私が降参したからかガーッとなり始めるドライヤーの音。
すぐに感じる、手の温もり。
A「ふふ笑」
悔しいけど、なんだかんだ言って髪をとく和の手が心地よくて、安心する。
『気持ちい？』
A「うん」
リビングの目の前はすぐお庭になっていて、一望できる。
こんなにおっきな家だから、カーテンが付いてないんだ。
窓から遠慮なく入る日の光があったかくて、ポカポカしてくる。
『寝るんじゃないよ？』
A「ふふ笑 はーい笑」
心を読み取られて適当に返事をする。
なんだか、こんなに心地いい瞬間を一緒に過ごしていたら忘れちゃいそうだけど、和とは恋人同士でもなんでもなくて、むしろお互いに好きな人がいて…
そうだよね。
和は今でも美嘉さんのこと…
私とは、ただの慰め合いなんだよね。
『どうした？』
私の落ち込みに気づいたのか和が顔を覗き込む。
A「ううん！なんでもない！」
『そっ、乾いたよ、』
さっきまでドライヤーの騒音が響いていた部屋が一気に静かになる。
A「ありがとう。、………ねぇ和…、、」
『ん？』
……………。
A「なんでもない。。」
やっぱりなんか違う気がした。
この時間がずっと続けばいいのに、なんて思ったなんて私には言えなかった。
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『Aの髪の毛俺とおんなじ匂いがする。』
そう言っていきなり私の後ろ髪に鼻をスリスリしてくる和。
A「ふふ、くすぐったいよ、笑」
『A、俺の匂いがする〜笑』
A「当たり前じゃん、和のシャンプー使ったんだよ？」
『ふふ笑』
そうやって和が嬉しそうに笑うから、和ももしかしたらおんなじ気持ちなんじゃないかなんて淡い期待をしてしまったよ。
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nara(プロフ) - ニノンさん» ありがとうございます。私も大好きです。これからもよろしくお願いします！ (2017年1月17日 11時) (
レス) id: a353d06ba1 (このIDを非表示/違反報告)
ニノン(プロフ) - はじめまして♪♪♪嵐が好きなので、これからも更新楽しみにしています(о´∀`о) (2017年1月16日 18時) (レス) id: 2c366f3f54 (このIDを非表示/違反報告)
nara(プロフ) - みぃこさん» みぃこさんありがとうございます(;_;)とってもうれしいです(;_;)頑張って更新してくのでこちらこそこれからもよろしくお願いします(;_;) (2017年1月11日 16時) (レス) id: a353d06ba1 (このIDを非表示/違反報告)
みぃこ(プロフ) - はじめまして☆これからも更新楽しみにします(^^) (2017年1月11日 13時) (レス) id: 22f30ee0ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：nara | 作成日時：2017年1月8日 22時
