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襖を開けた先にいたのは、朝日に囲まれた部屋の中で真剣に机に向かう和だった。
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A「っ……。」
私は初めて見るその姿に、思わず息を飲んだ。
本当に、引き込まれていくようにその和から目が離せなくて、ただただ扉の前に立ち尽くした。
これを見惚れるっていうんだって思った。
『あ、出たんだ。』
A「あっ、うん。」
私に気づいた和の声を聞いて我に帰る。
『ごめん、1人にして、びっくりしたよね。』
和が申し訳なさそうにして立ち上がる。
A「ううん！大丈夫！でも…この部屋…なに？？」
辺りを見渡すと、壁にかけられたたくさんの文字。
そして、床に溢れ返った紙たち。
机の上の転がった筆や、染み付いた墨。
壁にかけられているそれは全部額縁に入っていて、迫力のある文字で書かれたものもあれば、個性的で私には到底読めない文字もある。
でも、素人が書いた文字ではないんだろうなってことは一目でわかった。
『あぁ、ここ？、仕事場。』
A「仕事場？？！仕事って…」
仕事って…もしかして…
『あー、俺の仕事は、まぁ、一応書道家？』
A「しょ、書道家？？！」
聞き慣れない言葉に驚きを隠せない。
『ふっ笑 そんなに驚くこと？笑』
A「だって、てっきり普通のサラリーマンとかだと思ってたから…」
勝手にそう思い込んでいた。
確かに、普通のサラリーマンが住んでる家ではないなとは思ったけど、
『家がもともと書道の家元だったから、それをついだだけだけどね。まぁ、それなりに好きだし。』
A「そうなんだ…」
やっぱり、お坊ちゃん、、
『びっくりした？』
下に散らばった紙を片付けながら私に問いかける。
A「え、あぁ、うん。でも、そう言われてみればそれっぽいかも笑」
『なんだそれ笑』
和が口に手を当てて笑う。
A「じゃあ、ここにあるものは、全部和の作品…？」
『まぁ、そういうことになりますね…』
そうなんだ…
A「すごい…」
思わず漏れる心の声。
『こういうの、好きなの？』
A「へ？まっっったく？笑」
ちゃんとした書道の作品とか、初めて見た。
『全くかよ笑』
そうだよね、素人になにがわかるんだって感じだよね、、笑
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nara(プロフ) - ニノンさん» ありがとうございます。私も大好きです。これからもよろしくお願いします！ (2017年1月17日 11時) (
レス) id: a353d06ba1 (このIDを非表示/違反報告)
ニノン(プロフ) - はじめまして♪♪♪嵐が好きなので、これからも更新楽しみにしています(о´∀`о) (2017年1月16日 18時) (レス) id: 2c366f3f54 (このIDを非表示/違反報告)
nara(プロフ) - みぃこさん» みぃこさんありがとうございます(;_;)とってもうれしいです(;_;)頑張って更新してくのでこちらこそこれからもよろしくお願いします(;_;) (2017年1月11日 16時) (レス) id: a353d06ba1 (このIDを非表示/違反報告)
みぃこ(プロフ) - はじめまして☆これからも更新楽しみにします(^^) (2017年1月11日 13時) (レス) id: 22f30ee0ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：nara | 作成日時：2017年1月8日 22時
