１２ ページ12
.
.
家は、最寄駅から歩いて10分くらい。
人通りの少ない道をトボトボと歩く。
pipipi〜
突然なった携帯に驚きポケットから取り出すと、
A「翔…っ」
画面に表示される櫻井翔の文字。
なんでっ、、今翔の声なんて聞いたらまた泣いちゃうよ。
でも、出ないなんて私にはできないし、
A「もしもしっ」
翔「お？A？やっと出たよ〜俺からの電話だろ？ワンコールで出ろよ〜」
いつもの翔だ、でも私にはふざける余裕なんてないよっ。
A「どうしたのっ？二次会はっ？？」
翔の声を聞いただけで溢れ出しそうな涙を必死にこらえる。
翔「どうしたのはお前だよ！なんで途中で消えんだよ！！体調でも悪くなったか？」
やっぱり消えたのバレてたか、、
A「うん…そう、ちょっと体調悪くなって…」
翔「あ、そうだったのか、大丈夫？？声かけてくれれば良かったのに。」
かけれないよ、声なんて、。
A「挨拶できなくてごめんね…奥さんにも、、」
翔「いんだよ、そんなこと。あ、でも、うちの嫁がAにすごい会いたがってて、なんかすっげぇ楽しみにしてたみたいなんだけど…」
A「そうなんだ…」
うちの嫁が…って。
そんなふうに言わないでよ…。
翔「なあ、やっぱお前大丈夫？元気ないじゃん」
A「あ！大丈夫大丈夫！！もうだいぶ良くなったよ！！」
翔「そうか？？？ならいいけど…
あ、それで今度うち来ね？」
A「は！？なんで！！」
翔「え、だって嫁も会いたがってるし、ちょうど引っ越すんだよ！新しい家に！！お前日曜は空いてんだろ？だから結婚式も日曜にしたようなもんだし…」
え、そうだったんだ、私のこと考えて日曜に…
途中でなんか帰って申し訳ないことしたな、私…。
翔「だから再来週の日曜日なんてどうだ？」
A「へっ、？」
翔「な？こいよ！！俺も最近Aと話せてねぇし、、」
A「そうだけど…」
翔「じゃあまた詳細はLINEすっから！俺戻るわ！！」
A「えっ！ちょ！翔！！」
翔「あ、あんま無理すんなよ。Aはいつも頑張りすぎるから。」
翔…
翔「じゃ！日曜な！」
A「あっ、まっ！」
puーpuーpuー
あぁ、切れちゃった。
好きじゃないなら、優しくしないでよ。
なーんて、言えないよね。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 635人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「嵐」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
nara(プロフ) - ニノンさん» ありがとうございます。私も大好きです。これからもよろしくお願いします！ (2017年1月17日 11時) (
レス) id: a353d06ba1 (このIDを非表示/違反報告)
ニノン(プロフ) - はじめまして♪♪♪嵐が好きなので、これからも更新楽しみにしています(о´∀`о) (2017年1月16日 18時) (レス) id: 2c366f3f54 (このIDを非表示/違反報告)
nara(プロフ) - みぃこさん» みぃこさんありがとうございます(;_;)とってもうれしいです(;_;)頑張って更新してくのでこちらこそこれからもよろしくお願いします(;_;) (2017年1月11日 16時) (レス) id: a353d06ba1 (このIDを非表示/違反報告)
みぃこ(プロフ) - はじめまして☆これからも更新楽しみにします(^^) (2017年1月11日 13時) (レス) id: 22f30ee0ea (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：nara | 作成日時：2017年1月8日 22時
