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探すとは言ったものの…
｢…あてはあるの？｣
ふ｢んー、正直誰がどこに飛ばされたのか分からないんだよね…｣
あ｢僕がふっかの信号受け取れたのも、たまたま近くにいたからなので…｣
｢え？信号の範囲ってどれくらいなの？｣
あ｢妖精たちにもよりますけど、平均は100から200mぐらいです…でもたまに信号じゃなくて予感を感じ取ることもあります｣
案外信号は短距離にしか働かないのね。
てか、予感って悪い予感がするとかそんな感じなのかな？
ふ｢あとはほぼ勘！あいつは大体ここら辺にいそうだなぁとかそんな感じ！｣
すっごいアバウト…。途方もねぇな。
｢てことは、しらみ潰しに探すってことだよね？｣
ふ｢そういうことになるかな…でもまあなんとかなるでしょ！｣
｢すっごく楽観的だなぁ｣
私がそう言うとあべちゃんは｢彼はああいう人なので｣と笑った。
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