幸せすぎて死ぬかもしれん ページ43
としみつsaid
『としみつ、さん……?』
と「あの、さ……この間はいきなりキスしてごめん。
ほんとはあんなことするつもりなかったんだけど、Aのこと好きだって気付いたら止められなかった。
かっこ悪りぃよな…」
『っ……』
と「Aのことになると余裕なくなっちゃうんだよ…
それくらい、好き。
前も言ったけど、俺本気だから。」
恥ずかしそうに、それでも真っ直ぐこっちを見て、真剣に俺の話を聞いてくれてる。
『私…としみつさんと2人きりになるの、今でも緊張するんです。
最初は苦手なタイプの人だと思ってたし…』
はあ、まだ緊張されてんのか…
ほんと、数ヶ月前の俺恨むわ…
『出会ったばかりの頃は、どうすれば認めてもらえるんだろうって、何するにしてもすごく気を張ってたんだと思います。』
と「ひどい態度取って、ほんとにごめん。」
『あ、いや、としみつさんにああ言ってもらえたから、私も頑張れたというか…感謝、してるんです。』
ほら、こういうところ。
こういうところが好き。
『だけど、実は最近の方が緊張します…
としみつさんと2人で話すときはすごくドキドキするし、今日も…』
顔を赤くしながらこんなこと言ってくる。
これって…俺のこと意識してくれてるってこと?
俺が良いように考えすぎてる?
『他のみなさんと話しててもこんなに緊張しないのに、としみつさんと話してるとドキドキして…
あの、えっと……わたしも、としみつさんのこと…好き、なのかなって……』
目の前で一生懸命話してくれるA。
愛おしくて、ぎゅっと抱きしめた。
と「…A。
俺の、彼女になってくれませんか?」
俺の腕の中から、こっちを見上げてくる。
『っ……はい、よろしくお願いします…』
真っ赤になりながら、返事をしてくれたA。
さっきよりも力強く抱きしめると、わっ、って声をあげながらも、大人しく抱きしめられてる。
数秒後、遠慮がちに俺の背中にAの腕が回ってきた。
と「はぁ…絶対離さん。
大切にする。」
『はい…』
と「あー!
俺今めちゃくちゃ幸せだわ…」
抱きしめながら大声出したから、一瞬びくっとしたけど、照れくさそうに笑ってる。
可愛すぎん?
『としみつさんっ。』
と「ん、なに?」
『わたしも…幸せです…』
この一言で、最後のトドメを刺された笑
俺、幸せすぎて死ぬかもしれん。
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おみみの - めっちゃドキドキしますっ。ずーっと読んでいたいーこれからもとしみつの話をたっくさんかいてくださいっ!! (2020年11月28日 21時) (レス) id: cb6d8decf6 (このIDを非表示/違反報告)
mimi(プロフ) - おかゆさん» はじめまして。神作品だなんて… こちらこそコメントいただきありがとうございます!今後も楽しんで読んで頂ければ嬉しいです! (2020年9月4日 23時) (レス) id: b56dfd0370 (このIDを非表示/違反報告)
おかゆ(プロフ) - はじめまして!ときめきが止まりません…神作品をありがとうございます… (2020年9月2日 0時) (レス) id: 2797378088 (このIDを非表示/違反報告)
mimi(プロフ) - 夜宵さん» 初めまして。コメントありがとうございます! 早くくっつけ!って感じですよね笑 これからも楽しんでいただければ嬉しいです。 (2020年8月30日 0時) (レス) id: b56dfd0370 (このIDを非表示/違反報告)
夜宵(プロフ) - 初めまして、いつも読ませて頂いております! これからの展開がドキドキしてコメントしてしまいました 縮まりそうで縮まらない距離がもどかしいですがそれが大好きです、、 応援しています! (2020年8月29日 12時) (レス) id: af02700ee8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mimi | 作成日時:2020年7月11日 22時