不機嫌な彼を攻略するには

好き、だなあ ページ39

としみつsaid




『んー、どんなのにしようかな…』




真剣な顔でソファを見つめる瞳。

口元に指を当てて、考える仕草。

可愛い…

仕事の時とはまた違う顔を見せてくれてる気がして嬉しい。

俺の視線に気付いたのか、ふとこっちを向いたAとバチッと目が合う。




『なんか…付いてます？』


と「あ、いや。」


『そう言えばとしみつさん、なに買うんですか？』




あー……A誘うときに、俺も見たい家具あるって言ったんだっけ…笑

休みに会う口実だったから、本当は別に見たいものはない笑




と「えっと…寝室のインテリアとか、まあいろいろ。」


『としみつさんのお家、お洒落ですもんね。
この間個チャンのお手伝いしに行ったとき、リビングすっごくお洒落っ……でしたもん…』




ニコニコしながら話してたのに、何故か語尾が尻すぼみで頬が赤く染まってる…？

なんだ？

…あ。

もしかして。

個チャンで家呼んだときに、キスしたんだ…笑

それ思い出して恥ずかしがってんのかな笑

かわいすぎ笑




と「また個チャン撮るとき、うち来てくれる？」


『はい…』




まだ赤く染まってる顔で、小さく返事をするA。

なに、なんでこんな可愛いの。

好き、だなあ。




と「Aは？
ソファ、どれがいいの？」


『あっ、えーっと、この形可愛いなって思ったんですけど、色はこっちの方がいいかなって。
でもあれも良さそう…』


と「こういうのもAの部屋に合いそうだな。」


『たしかに！
ふふ、迷っちゃいますね笑』


と「いろいろ座ってみる？」


『はいっ。』




好きな人と一緒にいると、何してても楽しく感じる。

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