不機嫌な彼を攻略するには

助手席 ページ14

Asaid




て「そういえばとしみつとは仲直りした？」


『仲直りって…喧嘩はしてないですよ？笑
この間初めてちゃんとお話しして、少しだけとしみつさんの印象が変わった気がします。
まあ、まだまだマネージャーとして認めてはもらえてないですけど。』


て「ふーん。
としみつも意地張ってるだけだからね。」


『私も少し誤解してたところがあって…
ほんとは優しい方ですよね。
夜遅いからって車で送ってくれて。』


て「まじ？
助手席？」


『はい、高級車なので緊張しちゃいました笑』


て「としみつ、普段なかなか助手席に女乗せんよ？」


『そう、なんですか…？』


て「うん、助手席は特別な場所だからって。
もしかしてA、としみつにロックオンされちゃってる？笑」


『まさか！
やっと普通の会話できるようになっただけなのに。
たまたまです。』


て「ほんとかなぁー？笑」


『てつやさん、からかわないでくださいっ。』


て「あれ、てつやさんって呼ぶんだっけ？」


『あ…えっと、てっちゃん…』


て「初々しくてかわいい笑」


『慣れない、です…』




お酒飲みながらいろんな話をして、その日は解散した。

担当するクリエイターの新しいことを知れるのはすごく嬉しい。

それと…

てっちゃん、が言ってた、としみつさんは助手席に女性を乗せないって話。

気になってしまう。

なんで私を乗せてくれたんだろう。

帰り道、考えてたけど答えは出なかった。

気になっちゃうなぁ→←オレンジ髪の彼

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