4話、 ページ5
や っ て し ま っ た 。
ついにまふこと相川真冬はやらかした。
好きな女の子に告白したのはいいものの逃げてきてしまったのだ。
うわぁぁぁぁぁぁぁぁん！！！！！！
「そーらーるさーん！！！」
抱きつくと一部の女子から視線があつまり、そらるさんは嫌な顔をする。
「僕、ふられちゃいましたよ…。」
「っえ。」
そらるさんは今までにないくらいひょっとこみたいな顔をしている。
「まふ、お前好きなやついたの？」
「そりゃあ居ますよー！男ですもん…。」
そうすると。いきなり上から声がする。
「るすやけど。どーしたん？」
「まふがふられたって。」
そっこーでバラすそらるさん、
…
、
、
、
「うわぁぁぁぁぁぁん！！！」
と泣きだすと、クラスの人はいつもの事のようにスルーをする。
「んで？なんちゅーこに告ったん？」
「…神崎Aさんと言う天使です…。
実際に会って話しをしたことはありませんでした…。
けど、廊下で神崎さんを見た瞬間、心をうたれたんです…。
どのくらいかというと、僕がカービィやごちうさ好きな5億倍くらいです。
胸が張り裂けるほど美しいと感じたのです…！」
と語り終えると、そらるさんは携帯をいじり始め、るすくんは鏡を見ながら髪型を整えていた。
「ねぇ！ちょっと聞いてくださいよ！！」
「んで？なんだっけ？」
「んもーぅ…。」
と言うとそらるさんは机から勉強道具を取り出し、勉強し始めるし、るすくんは席に戻るし、なんでだよー。
「おい、相川、なにお前席立ってんだ。
自習時間だろ。」
逆の意味で心が今とても張り裂けそうです。
「はぁ…。相川、お前宿題2倍な。
一ノ瀬。望月。おめーらもな。」
「「えぇ！？」」
ふはは！！ざまーみろ！僕の話を無視しているからだ！！
「相川！！！何だその顔は！！！廊下に立っていなさい！！」
「えぇ！？僕ばっかり！！」
「ぷっー！」
と、そらるさんが笑う、にくたらしぃ！！！！
「あー。一ノ瀬、お前もだ。
頭冷やしてこい。」
「んふっ！！」
と僕が笑うとそらるさんはとても睨んでくる。
「はぁ…。ここまで言っても分かんねーのか。
おい、相川、後で職員室な。
先生、待ってるかんな。」
背筋が凍る様な感覚になった
「ひぇっ！！」
結局僕らは約1時間たっていたのだった…。
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作者名：みみちゃん | 作成日時：2017年12月2日 2時
