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慎太郎 と ページ13

美空side


慎太郎の部屋の前まで来た



やっぱり緊張する



コンコンコン



反応無し



「慎ちゃん? 入るよ?」



ガチャ



そこに居たのは起きてるけど


心が無くなったみたいに


いつもと慎ちゃんじゃ無い


元気で明るい慎ちゃん


が居なくなってしまったみたい


「ねぇ慎ちゃん?」


「私が悪かった?」

「慎太郎困らせちゃった?」

「嫌な思いさせた?」

「辛い思いさせた?」

「そうだよね 私のせいだよね ほんとにごめん」



慎太郎)違うっ ちがうって



「えっ?」



慎太郎)俺が美空に助けて貰ってばっかで
美空に何もしてあげれてないなって思っちゃって



「なんでそんな事言うの?」



慎太郎)えっ?



「なんでそんな事言うのッッ?????」



「美空は慎太郎に助けられてばっかだよ」



「辛い時 苦しい時 助けてくれたのは慎ちゃんだよ?」



「気づいてないだけで慎太郎のその明るさと
優しさと
元気な所と
みんなを見てる所と

全部全部 慎太郎がいてよかったってみんな思ってる」


「だからだから そんなふうに思わないで」



「慎太郎のこと大好きだから
私の家族だから」



慎太郎side



美空の思いを聞いて



俺は泣いていた



美空も



慎太郎)ありがとう 元気で明るい慎ちゃんが
いちばんだもんな?



美空)うん



美空はさっきからフラフラしているきっと ずっと立っていて


病み上がりだから 疲れたんだろう


俺は美空の元に駆け寄って 抱きしめた




すると美空は力が抜けて 美空を見ると 寝ていた




慎太郎)ありがとなぁ



俺は美空を抱えてリビングへ出た

まだまだ子供→←朝



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作者名:そらのこ | 作成日時:2021年9月16日 19時

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