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伊野尾side
光が当たっている場所の影で
新しい俺が不思議そうな顔で言った
「俺は君を守ろうとしてあげたのに
この世界から
逃げ出したかったんだろ?
それでいいじゃないか」
「罪は償う。それが普通だ」
「そんなのめんどくさいじゃないか」
「そんな訳ないだろ
光を……光を殺したんだ!償わないと、行けないんだっ……!」
「あーあ、
俺は君がこの現実から目をそらすのを手助けしてやったのに
ちょっと冷静になったらこれか」
「当たり前だろ
もうお前はいらない」
「俺は主導権が欲しいし
君はめんどくさいし
それなら
俺が君の人格を殺してやるよ」
急に首を締めてくる
ガハッ
ぐ……苦しい、
息が吸えない……
「これで償いになるでしょ?」
意識が朦朧とする
最後に聞こえたのは
「俺が"伊野尾慧"になってあげる」
運命の歯車は非情にも、
カタッ
止まってしまった
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zero(プロフ) - 更新停止してて、返信もしてなくてすいませんでした!これから頑張ります (2018年3月21日 20時) (レス) id: 340bed57e6 (このIDを非表示/違反報告)
りょうか - 更新頑張ってください (2017年10月23日 19時) (レス) id: de4cb2d46f (このIDを非表示/違反報告)
zero(プロフ) - sutoroberi-さん» ありがとうございます!更新頑張ります! (2017年10月5日 18時) (レス) id: 94bc4a833a (このIDを非表示/違反報告)
sutoroberi- - この時点で私、泣いてます… 更新楽しみですッ!! (2017年9月30日 22時) (レス) id: ccec864579 (このIDを非表示/違反報告)
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