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2話 ページ3

特にすることも無いから縁側に座っておこう
…誰かいる
まぁ、私にはどうでもいいから気にせず座ろう

「…お前、茶は好きか?」

と、そこにいた人が話しかけてきた

お茶…?
私は刀だから食事なんてとったことがない

これは答えるべき…?
カナヲ様なら、コインで決めてたのかな?
私もコインで決めよう
表が話す、裏は話さない

カキン
という音と共にコインが上に上がった
コインはクルクル周り手の甲に乗った



『お茶は飲んだことがないから好きかどうかも分からない』

「そうか…なら飲むといい」

そう言って私に湯呑みを渡した
これ、この人の飲みかけじゃ…

『いらない…。刀の私には食事なんて必要ない』

「?そんな事ないぞ、まぁ茶を飲め」

そういった途端かなり無理矢理お茶を飲ませてきた

『!?…』

美味しい…
ほろ苦くて、でもいい香りで
少し心が暖かくなった

『おいし…かった』

「はは、だろう。茶は好きか?」



『嫌いじゃない』


そう言えばこの人は誰だっけ
まぁ、私にはどうでもいいから名前なんてカナヲ様達だけを覚えてればいいから



「おい鶯丸、こいつは誰だ」

この人…嫌い?かもしれない
いい人なのかもしれないけど私のどこかで拒んでる
最初伊之助様もちょっと嫌…?だった
今はちゃんと仲間想いって事や不器用なんだなってことが分かって今はすごく好き…なんだろうね
この人も伊之助様みたいなんだろうけど
やっぱり最初はなれない
俺様感がある人はちょっと…

「あぁ、そういえば名前を聞いていなかったな
教えてくれないか?」

教えるが裏、教えないが表

カキン

クルクル

パシッ

手を引くとコインは…

裏だった


『私は栗花落A鬼狩りの刀。こっちは蛇柱様の友達の鏑丸くん。よろしく』

私の自己紹介と共に鏑丸くんが、シャーと声を出してよろしくの意を示してたから撫でておいた

「よし!新入り、俺と勝負しろ!」

だからこういうところが苦手なんだ

まぁ、命令だから仕方ないよね…?
戦おう

『わかった』


ーー
大包平わかんない…
色々言って貰えると嬉しい…

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ルーナ - カナヲの事を主とは呼んでないおもったです。主人公はカナヲの事を受け継がれている感じがよく書けていると思ったです。最後の台詞予想は今剣だと思ったです (11月3日 17時) (レス) @page8 id: 64c26850b0 (このIDを非表示/違反報告)
凛音 - 本当に面白いです!続きがめっちゃ気になります!頑張ってください! (11月3日 9時) (レス) @page8 id: 0943923905 (このIDを非表示/違反報告)
- 続きが気になりました(●´▽`●)更新楽しみにしてます(●´▽`●) (2021年10月6日 21時) (レス) id: ed2686deb5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まつき | 作成日時:2021年8月14日 12時

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