ep.11 ページ11
時間が止まったように
道の真ん中で立ち止まっていた私達。
健「どっか店入ろうか」
周りからの視線を感じ
慌てて近くのお店に入る。
コーヒーを2つ頼んで
話の続きを急かす。
「…どういうことなの?」
昔を思い出すように
ゆっくりと目を閉じる健人。
口を開いて
健「俺らは、最初から好き同士で付き合った訳じゃなかった」
そんな意味不明な一言から始まった話を
頼んだコーヒーに口をつけることもなく
ただ黙って聞いていた。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
俺と風磨はずっと前から友達だった。
中学、高校と一緒に上がってきて
そこで出会ったのがヒメだった。
当時ヒメは“クイーン”なんて呼ばれてて
男子からの告白も全部断ってた。
そのせいか女子から反感を買うこともよくあって
周りに溶け込めなくて
1人でいることが多かった。
そんなヒメに俺ら2人が手を差しのべたんだ。
それがヒメにとってプラスになったのかは分かんないけどね。
3人でいることが増えてきたある時、
ヒメから告白された。
告白っていうか契約っていうんだろうね、あれは。
私達、付き合わない?そうしたら健人も私も評判が上がるじゃん。
後からヒメに聞いたら
俺は“キング”なんて呼ばれていたらしい。
“キング”と“クイーン”が付き合えばお互いの美点になるよね。
そう言われた。
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aika(プロフ) - あは/////そうですね!更新まってます! (2016年8月14日 22時) (レス) id: 70de1723fe (このIDを非表示/違反報告)
みえる(プロフ) - aikaさん» ぎゃあ(笑)ありがとうございます!本望です!やはり続きは本サイトで更新した方が読みやすいですかね…? (2016年8月14日 22時) (レス) id: 97eeb270ee (このIDを非表示/違反報告)
aika(プロフ) - 続きめっちゃ気になります!←笑 頑張ってください! (2016年8月14日 21時) (レス) id: 70de1723fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Lala | 作成日時:2016年2月8日 22時