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32-2. ページ2

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「あの野郎はすげぇAのこと好きだぜ」


『れも…(でも)』


「だぁー!もうっ!ほんっと俺としては?Aがフリーになって、俺を選んでくれたらオールオッケーなんだけど?…それでも、この三橋様より、あの卑怯な野郎がいいんだろ?」


『う、ん』


「はぁぁ…あのなぁ相良はAと付き合ってから、一度だってAから目離したことねぇんだよ。送り迎えも、自分が行けねぇ時は開久の野郎に行かせたり…今日だって別れたって言ってたけど、Aの後ろに開久の野郎ついて来させてたぜ?」


『嘘…そんなの知らない…っ』


三橋くんの手から離れた頬をさすりながら、私は辺りを見渡す。
電柱に隠れるグレーの制服の男の人と目が合うと、彼は慌ててその場から走り去っていった。

本当に居た…
来るときは全然気づかなかったわ



「別れ話も、なんか理由があんじゃねぇの?知らねぇけど」



私から視線をそらす三橋くんは腑に落ちていないようだったけど、彼なりに慰めてくれてるっていうのがわかって自然と笑みがこぼれた。



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あの後、遅刻にはなってしまったけれど、学校に登校した私たち。
授業の時間はあっという間に過ぎて、すぐに放課後になってしまった。
いつも迎えに来てくれた猛くんが迎えに来てくれることはもうなくて…
3人は気を遣って、一緒に帰ろうと誘ってくれた。



「今日も京ちゃんとデートなんかい。Aの前でよくもまぁ抜け抜けと」


「ごめんね、Aちゃん」


『いいの!気にしないで!三橋くんと理子ちゃんも私に気遣わずに、デートしてきてもいいんだよ?』


「デート? 何?それ。デートってのはな、付き合ってる2人がするもんだよ」


「私と三ちゃんは付き合ってるんでしょ?」


「いつからだよ」


「照れんな 照れんな」


『私もそうだと思ってた』


「Aちゃん!僕は永遠に君の彼氏です」


『はいはい』



三橋くんの冗談がおかしくって、京ちゃんを迎えに行くのに飛び跳ねる伊藤くんが幸せそうで、あんなに辛くて涙が止まらなかったのに午後にはもう普通に笑えるようになっていた。



「ジェントルね〜。少しは見習ってほしい」


「うるせぇ」



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一匹狼の飼い主(プロフ) - はじめまして。コメント失礼します。「相良くんと高嶺の彼女3」の続きが気になります。続く(更新停止中)になっていますが、続きを書く予定はありますでしょうか。もし、続きを書く予定がございましたら続きを書いていただきたいです。 返信コメントお待ちしております。 (3月8日 11時) (レス) @page4 id: e826236d07 (このIDを非表示/違反報告)
あゆみ(プロフ) - 続きまってます (2021年4月8日 20時) (レス) id: ae85f35caa (このIDを非表示/違反報告)
anier017(プロフ) - はじめまして。たまたま見つけて一気に読んでしまいました。続きが気になってます、、!!お忙しいと思いますが、続き書かれる機会があればぜひ読みたいです^^ (2020年8月14日 3時) (レス) id: a030ce827e (このIDを非表示/違反報告)
さきもり - これから2人がどうなっていくのかめちゃめちゃ気になります!続き待ってます ; ; (2020年8月2日 0時) (レス) id: cefd911627 (このIDを非表示/違反報告)
まい(プロフ) - 続きめっちゃ読みたいです!!応援するしてます!! (2020年2月25日 8時) (レス) id: 4aa243f549 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:未亜 | 作成日時:2019年7月2日 0時

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