12-2. ページ23
.
「あら、どうしたの？」
「これ、Aに…」
Aの家を訪れた俺は、Aの母親についさっきコンビニで買ってきたゼリーやらが入った袋を手渡す。
「そうだ！私、これから夕飯のお買い物に行くから、その間だけAちゃんのこと看ててもらえないかしら」
「え…いいですけど…」
「私、ゆっくりお買い物してくるわね。Aちゃんのお部屋は2階の一番手前だから」
そう言って家を出て行くAの母親を見送って、指定された部屋の扉をノックする。
中から弱々しく『はい』ってAの声がして、扉を開ける。
「よぉ」
『えっ…どうして相良くんが…』
「おばさんが買い物行く間、看といてくれって」
明らかに動揺しているAは、いつもの制服とは違う部屋着姿で…
今さらながら、好きな女の部屋に来たってことに気づかされる。
『う、うつっちゃうからダメ！』
部屋に足を踏み入れた俺に、Aが布団を被って背を向ける。
Aが寝るベッドに座り、布団を無理やり剥がすと、熱のせいか頬の赤いAと視線が交わった。
「俺が風邪なんかひくかよ。それに人にうつすと早く治るらしいぜ？」
『そんなの嘘に決まって…
「嘘かどうか、 うつしてみろよ」
そう言って、Aの真横に肘をついて距離を詰めると、また布団を被って俺から逃げる。
可愛すぎんだろ…
熱じゃなかったら、この体勢とシチュエーションはやべぇわ
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 479人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
未亜(プロフ) - 青葉さん» 青葉さん、コメントありがとうございます！沢山のご指摘ありがとうございます。自分の中でもおかしいなと思った点については直させていただきました！ (2019年8月12日 6時) (
レス) id: 6167177232 (このIDを非表示/違反報告)
青葉 - 物語一気に読んじゃいました。 沢山の直しを言ってしまいすみませんでした...。 (2019年8月9日 1時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
青葉 - 何度も続けてのコメントですみません...。 物語読んでいて気が付いたのですが...。 16-2.のここの台詞 『…でも、相良くんは他にはいないです』 これ正しくは相良くんの他にはではないんでしょうか？ (2019年8月9日 0時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
青葉 - またまた続けてのコメントですみません。 物語読んでいて気が付いたのですが...。 13-2のここの部分 突然の告白に後ずって壁に頭を打った私を、紅野くんが「大丈夫？」って心配そうに頭を撫でる。 これ正しくは後ずさってではないんでしょうか？ (2019年8月9日 0時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
青葉 - また続けてのコメントですみません...。 これ正しくは誤魔化すために買ってきたではないんでしょうか？ (2019年8月9日 0時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：未亜 | 作成日時：2019年1月6日 9時
