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22.放課後 ページ41

翌日の放課後、6人全員が集まった。

宇「ご飯にはまだ早いからどっか回ろっか!」

末「じゃあレンタルショップ行っていい?DVD借りたくて。この前借りたかったやつなくってさ。」

レンタルショップまでの移動中、私は実彩子と話しながら歩いている。

チラッと後ろを見ると、西島先輩と日高先輩が視界に入る。

(何の話だろう・・・。)

日「?」

私に気づいた日高先輩は小さく手を振ってくれた。

トクン・・・

「・・・!?」

よくわからない感情に思わず前を向く。

(何!なんなの!)

頭を横にブンブンと振り意識しないようにする。


そして着いたレンタルショップ。

それぞれが別行動になって店内をうろつく。

(2階のDVDコーナー行ってみようかな。)

突然の思いつきで私は2階へと上がった。

2階へ上ると、洋画、邦画、韓流、アニメなど、たくさんのコーナーがあった。

「・・・およ?」

しばらく奥へ進むと、私の目の前に立ちはだかったのは黒いのれんに18にバツがついたエリア。

「18時以降は入っちゃ行けないって事なのかなぁ・・・。」

と、ぼそっと呟きながら中に入ろうとすると・・・

日「はいストーップ!」

日高先輩に両手で肩を掴まれた。

「・・・え?」

日「杏奈ちゃんにはまだ早い!18歳以下は入っちゃダメなの!」

と、必死に止められた。

「あ、そうなんですね!すみません!」

日「みんなのとこに戻ろ!」

そう言われ、そのまま日高先輩と汽車ポッポの形でその場を離れた。

アニメコーナーでしゃがみこんで頭を抱えている末吉先輩を他所に、1階のマンガ売り場へ降りる。

少女漫画付近では、真剣な顔つきで漫画を選んでる実彩子を発見。

日「あ、宇野ちゃんいたy・・・」

日高先輩は実彩子を見つけ、声をかけようとしたがすぐに私ごとくるっと方向転換をしてその場を離れた。

「あの・・・先輩?」

日「あっぶねー、杏奈ちゃんが腐に侵食されるところだった。」

「ふ?」

ふぅーっと安堵の息をはく先輩。

そこからまたしばらく汽車ポッポでウロウロしていると、雑誌コーナーには真ちゃん。

真「なんでこいつまで連れてきたんや。」

私たちを見るなり不機嫌な真ちゃん。

日「感謝しろ。俺は杏奈ちゃんが大人コーナーにうっかり入ろうとしてたとこを阻止したんだぞ。そして腐まで阻止した!」

真「たまにはいい仕事するやんか日高。」

真ちゃんのフッとした笑いに対して、

日「俺、先輩な!」

と、必死に先輩を強調する日高先輩。笑

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みいこ(プロフ) - るかさん» コメントありがとうございます!これからも頑張ります(´∀`) (2018年7月28日 23時) (レス) id: 3c08063f47 (このIDを非表示/違反報告)
るか(プロフ) - 続きが気になります(>_<) (2018年7月27日 23時) (レス) id: 6badf4d709 (このIDを非表示/違反報告)
みいこ(プロフ) - くるみんさん» コメントありがとうございます!ショタ真気に入ってくれて嬉しいです(´∀`)応援ありがとうございます! (2018年4月3日 20時) (レス) id: 3c08063f47 (このIDを非表示/違反報告)
くるみん(プロフ) - いや、ちょ、幼少期の真司郎可愛すぎですか(((誰やねんじぶんって可愛すぎてちょっとほんとにキュン死します!まじで可愛すぎて食べたくなr((殴 これからも頑張ってください!! (2018年4月2日 22時) (レス) id: 49019fad4e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みいこ | 作成日時:2018年1月9日 18時

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