１０.宣戦布告 日高side ページ12
どう考えても告白じゃないな笑
與「１年の與真司郎です。今朝はうちの杏奈がお世話になりました。１人で登校してたところを助けていただいたみたいで。俺のせいですみません。」
"うちの"
いかにも俺のものと言わんばかりにめちゃくちゃ強調してきたな。
「もしかして、今週週番の子？」
與「そうです。」
「その件なら大丈夫だよ。今週は俺が一緒に登校するって言ってあるし」
與「その事なんですけど、明日から杏奈も早起きさせて、俺と一緒に登校することになりました。見ず知らずの先輩に任せるのも申し訳ないので。」
おいおいなんだその眩しいくらいの笑顔は。
裏があるの丸わかりだぞ。
「俺は別に気にしてねぇよ？っていうか、そんな無理矢理早起きさせなくてもいいんじゃね？まぁ、彼氏なら？話は別だけど。」
そう言った瞬間、顔が少しひきつったのを俺は見逃さなかった。
與「・・・。」
・・・なるほど。
彼氏でもないし、想いを伝えることもできていない、もしくは振られてるってとこか。
なら、俺にもチャンスありってことだ。
「彼氏じゃないんだろ？だったら俺に任せても・・・」
與「だから嫌やねん。彼氏がいないとこにつけ込む、女たらし。お前みたいなやつと一緒にいたら杏奈が汚れる。」
・・・本性あらわしたな。
「さっきまでのも演技してたんだな。」
與「当たり前や。お前に感謝なんてしてへん。むしろ忠告に来たんや。今後一切、杏奈に近づくな。」
「言わせてもらうが、俺も今回は本気だ。そんな忠告聞かねぇよ。」
與「冗談が過ぎるで。まぁどっちにしろ、お前のその恋は実らへんよ。絶対な。」
「それ、どういう意味や。」
與「さよなら先輩。」
そう言い残して帰って行った。
俺の恋が実らない？
その確信はどこからくるんだ。
西「おかえりー。誰だった？」
「恋敵。下克上にきた。１年の與真司郎ってやつが。」
すると秀太が反応した。
末「日高、それは下克上やない。どっちかと言うとお前が下位や。」
「え？笑」
末「與は杏奈ちゃんの幼馴染だぞ。おまけにガード固いし。」
「・・・まじか。」
幼馴染、特権がいろいろとありそうだな。
いやいや日高光啓、そんなワードに恐れおののいてはいかん。
末「あとさっき言いかけたけど、直也先輩けっこう厳しいから。」
「・・・直也先輩？」
ここにきてまた知らない男の名前が！
どこのどいつだ！←
新たな恋敵の登場により、俺の心はさらに燃え上がるのだった。
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みいこ(プロフ) - るかさん» コメントありがとうございます！これからも頑張ります(´∀`) (2018年7月28日 23時) (
レス) id: 3c08063f47 (このIDを非表示/違反報告)
るか(プロフ) - 続きが気になります(>_<) (2018年7月27日 23時) (レス) id: 6badf4d709 (このIDを非表示/違反報告)
みいこ(プロフ) - くるみんさん» コメントありがとうございます！ショタ真気に入ってくれて嬉しいです(´∀`)応援ありがとうございます！ (2018年4月3日 20時) (レス) id: 3c08063f47 (このIDを非表示/違反報告)
くるみん(プロフ) - いや、ちょ、幼少期の真司郎可愛すぎですか(((誰やねんじぶんって可愛すぎてちょっとほんとにキュン死します！まじで可愛すぎて食べたくなr((殴 これからも頑張ってください！！ (2018年4月2日 22時) (レス) id: 49019fad4e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みいこ | 作成日時：2018年1月9日 18時
