君がくれたもの

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僕の憂鬱と不機嫌な彼女

これが私達の出会いの曲。

今、恋愛に行き詰まってるだっちゃんさん。

だっちゃんさんには頑張ってほしいと心から思ってる。

また二人が本心から笑い合えるようになりますように。


「だっちゃんさん、負けちゃだめですよ。千晃さんはきっと戻ってくるはずです。私にはなくてはならない存在なんだって気づくはず。だから、千晃さんへの愛を捨てないでください。」

私は一体何様のつもりなのか。

間奏の中、少し悲しそうな顔をしてるだっちゃんさんに伝える。

日「・・・うん。大丈夫。」

そしてまた、笑顔を作ってみせる。

日「次、ゆなだよ！」

気づけば私の番になってて、焦ってマイクを持つ。

・・・人前で歌うの初めてだ。

少し恥ずかしいが友達の前で恥ずかしがっちゃいけない。

私は、好きな曲を歌い始める。

チラッとだっちゃんさんを見ると、なぜか唖然とした顔。

・・・どうしたんだろう。

知らない曲だからぽかんとしてるのだろうか。

曲が終わると、

日「いや、素晴らしい。」

拍手するだっちゃんさん。

日「ゆなすごいよ！めっちゃ歌上手い！」

「・・・どうも。」

歌が上手いと褒められたのは初めてだったため、少し照れてしまう。

日「さて、まだまだ歌うぞー！」

はりきってマイクを持つだっちゃんさんを横目に、私はジュースを飲み干す。

照れ隠し？ってやつ。

その後、だっちゃんさんがAAAだけではなく、ソロで活動していることを知った。

そんなことまでしてるの？

この人、どこまで凄いのよ笑

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