君がくれたもの

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「ちょ・・・。」

反射的にふり返る。

？「君の名前は・・・？」

「え・・・。」

え、なになに。

一昨年ヒットした映画？←

あれ良かったよねぇ。←

？「俺、日高光啓！」

「あ、はい・・・。」

日「俺が君を変えるよ。人から愛されるように、人を愛することができるように。」

・・・何言ってるのこの人。

「・・・なに、それ。」

日「君にどんな過去があるのかはわからない。でも、人に夢や希望、幸せを与えるのが俺の仕事。」

・・・仕事？

「仮に・・・、私が愛し愛されるようになったとして、あなたになんの利益があるの？あなたに私の何がわかるっていうの？」

日「それはっ・・・。」

「同情？そんなのいらない。私は１人でも生きていける。愛なんてもういらない。」

日「・・・じゃあなんでそんなに泣きそうなの？」

え・・・

気づけば視界はぼやけ、涙が零れ落ちる。

「なん・・・で・・・。」

悲しくなんかないのに・・・。

日「少しでも期待があるんじゃないの？初対面でこんな事言うのもなんだけどさ、俺のこと、信じてみない？」

私は、あなたを信じてもいいの・・・？

「・・・伊月ゆなです。」

日「これから頑張ろうねゆなちゃん。」

何を頑張るというの？
伊月ゆな、なんかやばい人に捕まったみたいです。

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