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｢…おざっす｣
｢おはよー｣
｢早ないっすか｣
｢んー、ちょっと用事が出来て｣
朝、起きたら友達から連絡が来ていて、急遽映画を見に行くことになった。
｢何時から？｣
｢今日は昼からっす｣
｢じゃあ私の方が先やね、戸締りしっかりしてや｣
｢分かってます……あ、それ｣
｢？…あぁ、うん、付けさせてもらうわ｣
彼に昨年の誕プレで貰ったピアスの話だ。
見かけによらずアクセサリーをプレゼントしてくる彼を笑ったら少し不機嫌そうだった、というエピソード付きである。
｢よく付けてますよね、それ｣
｢うん、お気に入りやからね｣
ドレッサーの鏡越しに彼をちらりと見れば、少し顔が赤かった。
｢えらい、小綺麗な格好するんすね｣
｢うん、なんで？｣
｢…いや、、、男っすか？｣
｢どっちやと思う？｣
｢……俺と一晩過ごした後に男に会いにいくんやったら相当やばいと思いますけどね｣
｢言い方が嫌やわぁ……ま、男ちゃうけどね、映画の後イタリアン行くからそれ仕様にしただけやで｣
｢……そっすか｣
｢安心した？｣
｢別に、興味無いっす｣
｢あっそー｣
秋吉くんはからかいがいがあって楽しいし可愛い。
こんなことを本人に伝えたら、怒ると思うけど。
｢ねぇ｣
｢なんすか｣
｢今度、デートしようか｣
｢…は？｣
｢もっと可愛い格好するからさ｣
｢な……｣
｢まぁ考えといてよ、そろそろ行ってくるね、戸締り頼んだよー｣
ｶﾞﾁｬ
ドアが閉まる直前に見えた秋吉くんの顔、今までで一番赤かったなあ。
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ミサキ - リクエスト大丈夫であればでいいんですが、スカチャンというコンビのヤジマリー。という人で、いつもエンターテインメント！とかばっか言うのにふとカッコイイ1面を見せてくれるという話をお願いしたいですが、いいですか？ (2022年3月10日 1時) (
レス) id: 1fece32f94 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みみ | 作成日時：2022年1月26日 2時
