私は…………………。 ページ3
私がきょとん…としていると…………。
浪磨「あぁ、驚かせてしまってすまない。Aさん。貴女には少しばかり聞かなくてはいけない事があるんだ。一階の院長室に案内するから、来ていただけるかい?」
私「……はい…。私でよければ……………。」
―――――――――――
院長室には、観葉植物が置かれていて、机の上には、書類、医学書、ノートパソコンが乱雑に置かれていた。後ろの本棚にも、医学書がぎっしりと詰まっている。
浪磨さんは、コーヒーメーカーのボタンを押しながら質問をした。
浪磨「コーヒーは好きかい?………生憎、コーヒーしか置いてなくてね。はい、コーヒー。いらないなら私が貰おうか?」
私「…………それよりも、何か話があったのでは?」
浪磨さんは、目を見開いた。
浪磨「自分から話しかけるとはね………。じゃあ、直球に言おう。」
私「えぇ。どうぞ。」
浪磨「………………君は………
”記憶”があるかい?」
不意に言われたその言葉。
医者なら全員わかるのだろうか。私に”記憶“が無いことに…。
無音だけが、部屋をうめつくした。
続く お気に入り登録で更新チェックしよう!
最終更新日から一ヶ月以上経過しています
作品の状態報告にご協力下さい
更新停止している| 完結している
←私は………………。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
1人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ミミクル | 作成日時:2012年11月23日 21時