【完結済】同期が猫耳生やして帰ってきた。【呪術廻戦】 (ページ7)

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猫が六匹ページ7

『え、嫌。』

「ほぼ即答で草」

嫌だよコイツとキスするとか。

初キスは夜景の見えるレストランでウン百万する指輪差し出されてされるのが夢だからな。

「願望がくだらねえ」

『黙れその耳と尻尾引き抜くぞ』

きゃー、と棒読みな悲鳴をあげて夏油の後ろに隠れようとする五条。

隠れられてねえけどな。

『…他になんかある？』

んー…と考え込む二人。
五条はぼーっとしている。オマエもなんか考えろや。

「んー…ねえな。明日解けることを待とう」

「諦めの速さエグいな硝子」

その二人の会話を聞いて、ふと思った。

『明日治るとは限らないんじゃね…？早くても、だから。』

「一生治んない可能性もあるものね。」

そーそー、と返事をすると、あからさまに五条が顔を歪める。

「…俺さっさと治ってくんないと辛いんだけど」

「良いだろもう」

「よくねえから辛えの！！」

ダンッと台パンキメる五条を、うるせーという目で見た硝子。

『…愛する人からのキスとかで治るっつー、ロマンチックな呪いかけねえだろうしなぁ…』

んな呪いかけてくる呪霊、よほど恋愛に飢えてるか少女漫画愛読してたかだもんなぁ…

無意識的に呟いてた言葉は、騒がしい声に消えた。

「……」