猫が一匹 ページ2
『あっはははは!!』
「ぷふっ…はははは!」
「くくく…っ」
「笑ってんじゃねえオマエら!!!」
ダンッと思い切り机を叩いたのは、同期の五条悟。
呪術師界の均衡壊したと言われる術師。ちなみにクズ。
そして、私と女神こと家入硝子様と、前髪特殊なナチュラルクズの夏油傑が爆笑している理由。
『だっ、だって…ッ
オマエが猫耳生やして帰ってくるとか…ッ…プフッ』
そう。同期で最強と言われている五条の頭には、猫耳が生えていた。
彼の白髪に合う、白い猫耳。そして、ご丁寧に尻尾まで生えていた。
パシャパシャと硝子が携帯で写真を撮っている中、五条は止めることを諦めて拗ねていた。
『いやー傑作。これ後輩に語り継いでもいいと思う。』
「いいね。七海達に送ってやろ」
「は?やめろオマエら。俺が社会的に死ぬ!!」
「もう死んでるから大丈夫だろ」と硝子が撮った写真を七海達に送った。
「あ゛ーッ!!!」
テメェ!!と襲いかかってきた五条を夏油に取り押さえてもらう。
『つかマジで生えてんね。』
「うっせえ触んな」
バシンと弾かれた。ちぇっ可愛くねえの。
ゆらゆらと揺れる目の前の尻尾。
この呪いかけた呪霊どんな気持ちだったんだろう。
「消せ、今すぐ消せ」
「やだ。離れろ変態が」
三人がやいのやいのしている間に、私は五条が帰ってきた時のことを思い出していた。
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作者名:みかん狐。 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/list/purerisu27/
作成日時:2022年3月11日 5時