検索窓
今日:33 hit、昨日:741 hit、合計:369,534 hit

怪盗の来る理由 ページ34

『………こんな服買ったことねぇ〜…』




なんならこんな量買ったことなかったわ。

あの後、私は園子と一緒に店を転々としまくり、大量に服を買った。というか買われていた。
山積みとなった服が部屋を埋め尽くすが、ちゃんと推し達エリアには踏み込まないようにしている。



『………あ゛〜〜〜…なんで私が工藤と行かにゃならんのだ…』


工藤ホント蘭を誘え意気地なしが。
というか今更ながらにマジで思うんだけど、私の人権無いに等しいのではないだろうか。
というかコナン君が恐い。なんか私を押さえつける術を持っているような気がしてくる。


『あ、サンブレイクでもやろ…』


考えるのは嫌い。勉強嫌いな故に。

気分転換にでもSwetchに手を伸ばしたがギリギリ届かず、仕方がなく立ち上がって手を伸ばした。


『…やけに今日は晴れてんなぁ』


町から光が徐々に消え、星と月の明かりだけが残っていくが、今日はやけに月が輝いている。

思わず目を細ませながら背を向けると、地面に私じゃない影が伸びた。



「どうも。何かお困りの様子ですが…何かありましたか?」

『少なくても貴方だよ…』



「おや、私の事を考えてくれているんですね…感激です。」



口に手を当て驚いた表情を見せた後、そう言ってふわっと笑った怪盗キッド。
そろそろ邪魔って枠に収まらなくなってきたんだが。



『…あのさぁ、根本的に聞きたいことがあるんだけど』

「何でしょうか」


『何で、いつもいつも、私のところに来るの?』



はぐらかされ続けているこの質問。

キッドは微かに目を見開いた後、「そうですね…」と呟いた。


…ぇ何、もしかして聞いちゃいけない系のアレだった?





「…聞きたいですか?」

『そら不法侵入してくるヤツには聞きてえよ』

◆→←園子姉さまのお言葉



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (688 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1529人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

鍵ホーム(プロフ) - あれ…もしかしてこれ終わりですか…?(泣) (4月20日 15時) (レス) @page40 id: 9881f6affa (このIDを非表示/違反報告)
カルーア - 読んでいる間ずっと笑ってました!更新待ってます、頑張ってください! (2023年5月6日 2時) (レス) @page40 id: ec66583caa (このIDを非表示/違反報告)
ちさ(プロフ) - とても面白いお話でした!めちゃめちゃ好きなタイプのものでもう最高です!!!更新頑張ってください、次の更新お待ちしております! (2023年2月1日 23時) (レス) id: 6d1f2ce8ab (このIDを非表示/違反報告)
みるき(プロフ) - はわわわわわわ…もうほんとにこの作品好きすぎます…更新頑張ってくださいっ! (2022年11月12日 12時) (レス) @page39 id: 98c132f21e (このIDを非表示/違反報告)
たいやきくん - ものすごく面白かったです。逆ハーに加え新一と平次そしてキッドまで入っていてもう最高すぎます!! 次の更新楽しみにしています!! (2022年10月15日 4時) (レス) @page38 id: dd90f074e1 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:みかん狐。 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/list/purerisu27/  
作成日時:2022年4月23日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。