良い身分をお持ちのようで。 ページ31
「Aねえちゃん…?」
『待って待って待って、これ私悪くなくないか!?不可抗力だよコナン君!!』
ゆらりとこっちを見たコナン君の瞳は、夢小説はpi×ivとかで見るヤンデレのような、死んだ瞳をしている。
怖い怖い怖いって。
頼むから殺気しまってくれよコナン君。
よりピュアが無くなった笑顔が怖いよコナン君。
キッドはそういうヤツなんだからしゃーねえよコナン君。
梓さんはなにかを察したのか何なのか、すごい勢いで奥に戻っていった。
見捨てちゃ駄目だよ梓さん。
『キッドはそういうキャラなんだからしゃーないだろ!!』
「そういうキャラとか、そういう問題じゃないよ」
『そういう問題じゃね?女子全員に花くらいプレゼントしてるでしょ!』
紳士キャラのキッド様(笑)なら皆に花くらいプレゼントしてんだろ。
疑いの目を向けてくるコナン君。
数分私のことを穴が開くほど見つめた後、「…ま、そういうことにしとくか…」と息を吐いた。
…しとくって、ぜってえ納得してねえ人が言うことじゃないか?
「キッドは神出鬼没だよ、用心して。」
『それが出来てたら苦労してないんだよな〜』
「これ以上僕を困らせるなら、相応の処置を取るけど」
『ごめんなさい気つけるんでやめてください』
何するか分かんないっていうのが最大の恐怖なんだけど。
相応の処置って言葉よく知ってるね、本当に小学生??
ヴーッヴーッ
『! っごめ、電話……』
急ぎめに取り出し、かけてきた相手を見ると、非通知だった。
…え、怖。なんだろ…
おずおずと応答へと指を滑らし、耳を近づける。
『…え…もし、もし…』
《あー、もしもし?Aか?》
…おや、蘭の未来の旦那か。
『…んだよ工藤、蘭はほっぽり出して私に電話とは…良い身分だな。あ?』
「…え!!?」
バンッと大きい音が鳴った。コナン君が思い切りテーブルを叩いたのだ。
…なんか前もあったけど、どうかしたのだろうか。
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鍵ホーム(プロフ) - あれ…もしかしてこれ終わりですか…?(泣) (4月20日 15時) (レス) @page40 id: 9881f6affa (このIDを非表示/違反報告)
カルーア - 読んでいる間ずっと笑ってました!更新待ってます、頑張ってください! (2023年5月6日 2時) (レス) @page40 id: ec66583caa (このIDを非表示/違反報告)
ちさ(プロフ) - とても面白いお話でした!めちゃめちゃ好きなタイプのものでもう最高です!!!更新頑張ってください、次の更新お待ちしております! (2023年2月1日 23時) (レス) id: 6d1f2ce8ab (このIDを非表示/違反報告)
みるき(プロフ) - はわわわわわわ…もうほんとにこの作品好きすぎます…更新頑張ってくださいっ! (2022年11月12日 12時) (レス) @page39 id: 98c132f21e (このIDを非表示/違反報告)
たいやきくん - ものすごく面白かったです。逆ハーに加え新一と平次そしてキッドまで入っていてもう最高すぎます!! 次の更新楽しみにしています!! (2022年10月15日 4時) (レス) @page38 id: dd90f074e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みかん狐。 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/list/purerisu27/
作成日時:2022年4月23日 22時