どこぞの怪盗、毎晩来るけどなんなんですか？

◆ ページ25

『………正直に言えばメンタルが保ちません』


「ときめきが抑えられなくて…なんて理由でしょうか？」


『なんでそうなった…？？』




最早才能。尊敬の域に達しようとしてる。

キッドってIQ高いんじゃないの？これじゃバカより下だよ？？

あれか？「頭脳明晰才色兼備、オマケにめっちゃ社会的で紳士！でもすっごい鈍いです☆」ってヤツか？
ぶっ飛ばしてやりたいほど揃ってんな。
なんだろう、殺意が湧いてきたよ。少女漫画のあるあるネタ引っ張り出した自分が恥ずい。



『えっと、とりあえずお帰りいただけませ』

「お断りいたします」

『お断りいたさないでください』



この会話前にもやったけどさ、キッドさん頼むから帰ってくれ。
こんなただのそこらへんにいるようなモブZ以下のヲタクに話しかけても意味無いよ。



「前回はお邪魔が入ってしまったので…」

『邪魔って言うな邪魔って』



こっちからすりゃ邪魔じゃなく救世主。
笑いながら色々言ってくるけど怖いって。世の女子はこれが好きなの？紳士よりサイコパスだろ。



『というかどこから来たんですか？なんでここ知ってるんですか？どちら様ですか？私の恋人かってくらい居場所把握してますよね？？』



矢継ぎ早に質問攻めする。
言ったあとに気づいたけど、どちら様ですか？ってキッドです以外の答えねえな。





「将来の恋人という立ち位置に属していますよ？」


『全部の質問スルーして爆弾落とすのやめてもらっていいですか？？』



















―――
うわあああお気に入り登録1000人行きましたぁぁぁ！！
感動の嵐です！！してくれた方有難う御座います〜〜！

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