ねーちゃん ページ6
『君、こんな遅くに外でちゃダメでしょ』
「それはおねーさんもじゃない?」
『私はもうすぐ成人するからいいんでーす』
「え?おねーさん何歳?」
『17歳でーす』
「え、見えない」
『何歳に見える?』
「27歳」
『酷くない?』
そう言って睨まれた。思わず、ふはと声が漏れて笑ってしまった
「まーいいや。おねーさんが絡まれてて助けてあげようと思ったのにー」
『残念でした、私これでも私強いからね』
ドヤ顔で言った。
「おねーさんは喧嘩どうやって強くなったの?」
今さっきの動きは簡単にはできない
気になって聞いてみた
『んー、売られていた喧嘩全部買っていたってのもある』
「なんで全部買ったの」
『煽ってきてウザかった』
『でも、それより弟達を守りたいって思ったからかなー』
「・・・・・・」
『そりゃ最初は負けてばっかだったよ。男子対女子で力の差もある。私が不利なのは最初から分かってた。負けてばっかだったある日、親のことでイラついていてさ。無我夢中でストレス発散するように相手を殴ってたの。そしたらそいつ大怪我しちゃってさ』
それからかなーと話を区切った
『私が恐れられるようになったのは』
「?」
『わかんないか』
ははっ、とおねーさんは苦笑いした
『私、六本木仕切ってたんだ』
「え!?」
俺は驚いた。あの六本木を仕切ってるのは女性だったということに
『みんなとおんなじ反応するね』
「え?いやでも!?」
その時にタイミングが良いのか悪いのかおねーさんの携帯に電話がかかってきた
『あ、ごめん______蘭、どうしたの?え?遅い?今何時・・・・・・あ、ごめん今すぐ帰ります。分かった。じゃ』
すぐに電話を終わらせたので話を切り出そうとした。
『ごめん、弟達がすぐ帰ってこいって。じゃ』
おねーさんは走って行ってしまった
「・・・・・・え?あ、名前聞いてないや」
そう言って俺______佐野万次郎は行ってしまったのならしょうがないと家に向かって歩き始めた
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夜月(プロフ) - 零さんの小説大好きです!これからも頑張ってください!応援してます! (2021年8月27日 22時) (レス) id: 935b93b187 (このIDを非表示/違反報告)
夜空と暁(プロフ) - すぅぅぅーはぁぁぁ、、、好きです!続き楽しみにしてます!! (2021年8月25日 21時) (レス) id: 3b02c3cd6d (このIDを非表示/違反報告)
白虎 - イメージ画像好きです! 頑張って下さい!! (2021年8月23日 14時) (レス) id: f661112be3 (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - あおですさん» 可愛いなんて・・・・・・ありがとうございます!! (2021年8月19日 20時) (レス) id: b710239365 (このIDを非表示/違反報告)
あおです - めちゃくちゃ可愛い( 〃▽〃) (2021年8月19日 19時) (レス) id: 012260678e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:零 | 作成日時:2021年8月8日 12時