プリンセスの秘密【Snow Man】 (ページ22)

今日:33 hit、昨日:76 hit、合計:1,139,092 hit

20 ページ22

宮舘.

姫野さんとの初めての顔合わせ。

楽しみにしながら待っていると遠慮がちに入ってきた彼女。

ステージにいるときの凛々しさとかはなく、女の子らしい可愛い子だった。

顔合わせと聞いていたからすっかり、Snow Manに入ることは快諾してくれているものだと思っていたのに

彼女の口から思いもしない言葉が飛び出す。

「……関西Jrと兼任したいと言っても、同じことが言えますか…？」

誘っておいてなんだけど、正直、舐めてるの？って思ってしまった。

ふっかに促されて姫野さんが今思っていることを言葉に出してくれた。

その思いはすごく考え抜いた答えで、彼女は甘えてるとか、守ってくれたとか言っているけど

彼女自身でしっかり立ってやってきているんじゃないかな。

守られていた部分もあっただろうけど、それはみんなきっと頑張りすぎてしまう姫野さんを支えていたんじゃないだろうか。

おどろいてみんなが沈黙の中、その沈黙をやぶった。

宮「覚悟があるんだね」

「はい」

そう答えた彼女の瞳はステージに立つ凛々しい彼女の瞳だった。

宮「俺はいいと思う。俺らの刺激にもなるし

なにより、どんな形であれ姫野さんが入ってくれることは俺らの力になるし話題にもなる

女の子が入ることで批判が来るのはもう覚悟していたし

躊躇うことなんてないんじゃない？」