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「懐かしい匂い…帰ってきたって感じする…」
なんか、虚しいな。
Aの帰るとこは俺と同じ家のはずなのに…
向「Aが見たいって言ってたやついっぱい探しておいたで」
通されたのは1つの部屋。
向「Aがいつでもこっち帰ってこれるように部屋そのまんまやねん」
机の上には母さんとAが2人でピースして笑ってる幸せそうな写真。母さんの顔…こんな顔だったっけ…
二卵性の双子だからAと俺はあんまり似てないけど母さんみたらちょっと俺と似てるかも…なんてな。
向「これ…」
康二が差し出したのは小さいころのアルバムだった。
西暦からすると…東京にいた5年間のアルバム…だろう。
「これ、見たことないねん…お母さんが見せてくれへんかって…自分はよう見てたくせに…」
母さんたちが別れた理由は知らないけど…母さんからしてももしかしたら忘れたい記憶なのかもしれない。
それでもこのアルバムをよく見てたのは…俺のこと思い出していたからって都合よく思ってもいい…のかな…
(名前が)深く深呼吸して表紙めくったらあのひまわり畑の写真。
誰も映ってないひまわり畑。
岩「キレイだなぁ…」
「ここ…きっと思い出の場所なんやろな…
渡辺くんの家の…近くのひまわり畑やんな…？」
翔「あぁ…そうだね…」
1枚1枚何かを思い出すようにめくっていくAの後ろ姿を呆然と見つめることしかできなかった。
それでも…
なにか思い出してくれれば…なにかの記憶のヒントになれば…いいのに…
.
「この男の子…夢にも出てきたことある」
.
指差した男の子はまぎれもない小さいころの俺だった、
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ゆか(プロフ) - はじめまして！完結おめでとうございます！この作品はとても読んでいて心温まる作品でした。次の作品も楽しみにしてます！ (2020年5月9日 13時) (
レス) id: 50ab321403 (このIDを非表示/違反報告)
なこ(プロフ) - すずさん» いえいえ！お返事ありがとうございます！！次作とても楽しみです！次の作品も読ませて頂きます！！頑張ってください！ (2020年5月9日 0時) (レス) id: 25d449b689 (このIDを非表示/違反報告)
すず(プロフ) - なこさん» お返事遅くなってしまいすみません…！楽しみにして頂いてとても嬉しいです。涙ありでも心温まるお話をめざしていたので、泣いてます！との感想嬉しいです〜！なこ様も体調にお気をつけください！ (2020年5月9日 0時) (レス) id: b36e1c89e3 (このIDを非表示/違反報告)
なこ(プロフ) - いつも更新楽しみにしています！もうこの時点でめっちゃ泣いてます笑！！！今は大変な時期ですけど体調に気をつけて頑張ってください！！ (2020年4月30日 11時) (レス) id: 25d449b689 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すず | 作成日時：2020年4月24日 23時
