まだ炎上してるので歌い手やめます【歌い手】

73:勝因 ページ34

あの後さんざん戦った。(五人が)

クッションを持ち出して投げ飛ばしてまで戦った。(五人が)

たかが布団で。(五人が)



結果から伝えると、うらさか、そらつき、まふまふ で三枚になった。


つまり、まふまふの勝利。


何があったかというと、つまりこういうことである。




『何が不満なんです？あ、ペア？そらうら、さかつきにします？』

『違ぇよ』

『じゃあなに？あ、もしかして一人で寝たいんですか？』

『当たり前でしょ！何が悲しくて男と寝ないといけないの！』

『わがまま言わないでくださいよ、五枚も布団あるわけないでしょ！』

『俺家で寝ようかな』

『そらるさんずるい！だめ！』

『やっぱりうらさかとそらつきにしましょう！』

『『『だから__』』』

『これから曲作りませんよ？』

『『『』』』




まふまふは自分の曲を盾に＿＿いや、普通に脅しで勝ったということだ。


ズルすぎるだろこいつ。




「まぁ寝るところも決まったわけだし、落ち着いたからゲームでもする？」


「そうだね！Aさんに勝たなきゃいけないし！」


「え、私マリカ以外はあんまり…」


「とかいってどうせ出来るんでしょ！やるよ！」


「……はあ」



なにする？これなら勝てそうじゃない？なんて言ってゲームを選びはじめたまふまふと天月とうらた。

坂田はちょっとトイレ行ってくるわ、とかいって出ていってしまい、残されたのは私とそらるになった。


めちゃめちゃに気まずいんだけど？一応まだ炎上してるからな？

てか炎上に炎上を重ねてるから分かりにくくなってるけど、元はと言えばそらるから炎上したんだし。



「…あの、Aさん」


「あ…はい」


「なんか、すみません今日は。いきなり泊まりとか、男の中に女性一人ですし…」


「あぁ…大丈夫です。お気遣いありがとうございます。

それよりそらるさんこそ私がいて大丈夫でしたか？こういうのって女が入ってきたら少し楽しくないような…」


「そんなことないです、全然。楽しいですよ。あいつらも楽しそうですし」


「はは、それならいいんですけど」



会話続かない無理。死んでいい？

というかそろそろゲーム選び終われよ。坂田はいつまでトイレしてんだ。おい。


そんな私の心の叫びが聞こえたのか、坂田がトイレから戻ってきた。


神様…！

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