覚えておいて ページ20
MG「ううん、いらない」
キッチンに移ると後ろからついて来てそう答えるミンギュ。
いるって言うかと思ったんだけど…
『じゃあ私が飲む』
MG「強くないでしょ、ダメ」
私からお酒を奪って元の場所へ戻される。
『え〜一緒に飲もうよ…』
MG「今日はダメ、」
『なんで？』
見上げると脈絡もなく急におでこにキスされ、多分すっごく情けない顔で首を傾げてるとミンギュは優しい笑顔を浮かべた。
MG「今日のこと、ちゃんと覚えておきたいし…覚えておいてほしいから今日はお酒ダメ。」
真っ直ぐ見つめるミンギュに私は静かに頷くことしかできなくって、その言葉にまた実感が湧いてくる。
MG「お風呂どっちがいい？」
『…あと』
MG「ん、じゃあ入ってくるね」
笑って私の頭撫でてからお風呂場へ向かったミンギュ。
ミンギュがお風呂へ入ってる間も、ずっと心臓はバクバクしてる。
今からもう何も準備しできないし、ただただ待つだけの時間…こんな緊張するなんて、ほんとにこの先どうなっちゃうんだろ。
スマホをいじって気を紛らわせてても全く紛らわせられなくて、ミンギュがお風呂から上がってきた。
お風呂上がりの濡れた髪の感じとか…
見慣れてるはずなのに、今日はなぜか直視できなくって目も合わせずにお風呂場へ。
お風呂場の鏡に映る自分の姿、自分だと魅力的には思えなくてさらに不安が募る。
お風呂あがりに昨日行ったエステで買ったボディクリームを塗るとほんのり香る甘い香り。
リラックス効果があるとか話してたけど、今の私にはそんなもの全く効かなかった。
イェリオンニからもらった可愛い下着と、この日のために買ったパジャマに身を包んで、深呼吸してからリビングに続く扉を開ける。
そしたらソファに座ってるミンギュが振り向いて、またいつもの笑顔を見せる。
MG「ドライヤー今日は自分でしたの？」
いつもミンギュにお願いするけど、流石に今日は恥ずかしくて呼べなかった。
『うん…自分でした』
MG「ん、そっか笑」
私の手を優しく握るとソファまで手を引いて、隣合わせで座る。
目を見てくるのに特に話すわけでもなく、握ったままの手を強く握ったり揺らしてみたり…時々私の顔覗き込んで笑ったりしてるミンギュ。
さっきからずっといつもみたい話せない…
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
この先はお手数ですが作者の作品ページよりR 18編へ続きます
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mh6hc6y46w(プロフ) - 初めまして！いつも楽しく作品を拝読させていただいております！こちらの続編作品のパスワードを教えていただきたいです。よろしくお願いいたします🤍 (3月6日 21時) (
レス) id: 0c9d49e158 (このIDを非表示/違反報告)
るな - 最近この作品にたどり着いたのですがパスワード公開して頂けませんかー？(TT) (3月4日 5時) (レス) id: 353d24e60e (このIDを非表示/違反報告)
むみょん(プロフ) - にゃんにゃんさん» ごめんなさい、現在作品の公開を見合わせておりまして…パスワードも公開しておりません😭 (2月3日 1時) (レス) id: 0399fbdb0d (このIDを非表示/違反報告)
むみょん(プロフ) - azusa48さん» お返事の方遅くな等申し訳ございません😭楽しみにしてくださっていたなんてとても嬉しいです！！ありがとうございます💖💖 (2月3日 1時) (レス) id: 0399fbdb0d (このIDを非表示/違反報告)
にゃんにゃん(プロフ) - R18のパスワードはどちらにのっていますか？🥲 (2月1日 11時) (レス) id: 42cf67205d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ムミョン
| 作成日時：2022年8月4日 0時
