本番 ページ43
You side
YR「A、緊張してるでしょ」
『…うん』
YR「口数少ないもんね笑 黙り込んじゃって可愛い」
もっと可愛いくしてあげるからねって言いながらメイクを進めて行くイェリオンニ。
やっぱり今日オンニにしてもらって良かった。不安なのには違いないけど、まだ心が落ち着く。
YR「そんなに身構えなくて大丈夫だよ〜、すぐ終わるって」
オンニの言葉を信じ、私は撮影現場に向かった。
ベッドの前に並べられた照明やカメラの数々。ドラマの世界と現実との境界を感じる。
画の確認のため実際に相手役のミヌさんと近づいたり離れたり、監督からの指示に従って行く。
監督「一回さ、そのまま押し倒してみてくれる？」
MW「はいっ」
ミヌさんが私の腰と肩にに手を添えてそのままゆっくりとベッドに倒す。カメラも回ってない淡々とした動作。
こんなに男の人と近い距離だけど…私、意外と冷静かもしれない。
監督「あ、いいね〜じゃあ変更でそこまでにしようか。」
MW「はい」
監督「じゃあ10分後始めます」
いよいよだ…昨日の練習がフラッシュバックして、手順を確認するどころか緊張でうるさい鼓動が加速した。
台本に確認してるとミヌさんが近づいてきた。
MW「緊張してるでしょ？笑」
『…少しだけ笑』
撮影を重ねる毎に仲良いとまではいかないけど、先輩と後輩程度の関係性は作れてきた。
毎回こうだし、毎回撮影が終われば何もなくなるんだけど。
MW「大丈夫だよ。Aちゃんは体預けてくれればいいから、僕がうまくやるよ笑」
『ありがとうございます…』
MW「じゃああとでね」
ミヌさんは私の背中をポンポンと叩くとメイクさんの方へ行った。
ほぼ入れ替わりで私の方に来たイェリオンニが私の髪を整えながらこう言う。
YR「今のわんちゃんが見てたら嫉妬しちゃうだろうね〜笑」
あれは怒るどころか静かに悲しんでるタイプのやつだねって、言うオンニの言葉を聞いて、悲しんでるミンギュの顔が浮かんだ。
私と違って感情を全部表に出すというか出ちゃうミンギュ、見てたらコロコロ変わってくから面白い。
監督「始めます〜」
機材のセッティングも終わり、撮影が始まった。キスシーン前のセリフは短く着々とキスシーンが近づいてる。
MW「じゃあ教えてあげる」
『何を…？』
MW「ほら…僕がどれだけ君のこと好きかって」
ミヌさんが私の首に手を添えて、お互いに顔を近づけてそのまま…
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ムミョン(プロフ) - Fukuoさん» ありがとうございます😭！そう言っていただけて嬉しいです！🧡 (2022年5月13日 21時) (
レス) id: 5a687c1677 (このIDを非表示/違反報告)
Fukuo(プロフ) - おもしろすぎてやばいです… (2022年5月12日 21時) (レス) @page50 id: 167d83125f (このIDを非表示/違反報告)
ムミョン(プロフ) - 名無し6264号さん» コメントありがとうございます🥲！うわあああめちゃくちゃ嬉しいです😭🧡ワンワンみんぎゅこれからも書いていきます！ありがとうございます！頑張れます😭 (2022年5月11日 23時) (レス) id: 5a687c1677 (このIDを非表示/違反報告)
名無し6264号(プロフ) - 毎日寝る前に更新されているのを見て嬉しくなります！お話も大好きなワンワンみんぎゅで大好きです❤︎これからも更新楽しみにしています！！ (2022年5月11日 21時) (レス) @page50 id: 31ade8779a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ムミョン
| 作成日時：2022年4月18日 1時
