計画実行までの話 ページ8
A「まぁ 必要最低限のものでよいでしょう」
織田と撮った写真。 いつも織田は無表情でしたけど 何かいつも楽しかったのですよ いつも遊びに来てくれた織田はもういないのですね 私の友人もつれていってよいでしょうか...持っていきましょう パソコンは持っていくと邪魔でしょうから 要らないでしょう 私 室内作業なんてしていましたけれど 元はと言えば私は こんな内側に居る人じゃなかったのです 一度だけ失踪して見たことがありました すぐ捕まりましたね 閉じ込められた時はもうダメかと思いました それで いざ出されたと思ったら こんなひらひらの服着せられて それで 誰にも見せず 内側にいろだなんて でも 内側の仕事は楽でした ただ つまらなかった。このパソコンのなかで 沢山の言葉や情報を知りました そして パソコンがあれば 外にもでなくてよかった 故に人との会話も減った それから私は外の世界を拒むようになりました 何故だったか もう思い出せませんけど 何年かたって ご飯を織田が届にきたのです。そもそも料理なんてできない私です 物を食べ物に変えて生きてきました その度に物はなくなっていきましたが 織田は最初女子の部屋だと言うのにノックもせずに入ってきました 「すまない ご飯を届けに来た」などいって 何年も閉じ籠っていたのだから あからさまに声が出ませんし 困ったことばかりでしたね そんな私を 織田は少し笑いながら 取り扱うのです しかも妙に手馴れていて気持ちが悪かったんですよ それから毎日 織田はご飯を届けに来てくださいました それから時々 織田は私をつれて外に出るようになりました 沢山の子供たち 綺麗な風景 世界が色鮮やかに変わっていきました 楽しかったですよ 織田との日々は
それなのになんでですか? 何で私のことおいて 行ってしまうのですか
涙が落ちて...
太宰「なーに 泣いてるの」
A「何で?まだ時間はあるはずですよ」
何で居るんでしょうか まだ夜です
太宰「特になんにもないけど 少し覗きにね」
A「女子の部屋を覗くなんて最低ですね」
やはり気に入りません
太宰「まぁまぁ落ち着きなって て言うか涙吹きなよ」
A「煩いですよ」
流したくて流してる訳じゃないんですよ 本当に
太宰「良ければ 私の懐空いてるけど?」
A「フンッ」
おもいっきり 抱きついてやりました すすり泣いていたことは 内緒ですよ
1人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ノワール | 作成日時:2018年3月26日 23時