Sweet Time【N】 ページ5
「A、おいで」
そう言って隣をポンポンと叩くと、Aが小動物みたいにトテトテとやって来て俺の隣に座った。
髪を指で梳くと、ふわりと香った甘いシャンプーの香り。
顔を寄せると「擽ったいよ」とAが笑った。
「A」
「んー？」
「こっち向いて？」
くるん、とこっちを向いたAの顔を覗き込むようにしてキスを落とす。
唇を離すと目の前には微笑んだAが居て
Aは俺の頬に手を当てて、もう一度チュッとキスをくれた。
彼女の手に、手を重ねる。
「Aの手、つめたい」
「ん」
「つめたくて、きもちいーね」
鼻と鼻が触れ合って、フフッと彼女が笑えば俺の頬を吐息が掠める。
少し顔を横に傾けると、それを合図にAが目を閉じて。
俺もゆっくりと瞼を閉じる。
唇と唇が触れる。
「…A」
「うん」
「俺の名前、呼んで？」
「…和也、くん」
「んふふ。かぁわいい」
下から掬い上げるようにして、また唇を塞ぐ。
ちゅ、ちゅ、と短いリップ音が部屋に響く。
見つめ合っては、フフッて笑って
何度も何度も小さなキスを繰り返して。
重ねていた手で、Aの頬をするりと撫でて
横に垂れている髪の毛を耳に掛ける。
髪の毛を耳に掛けると、シャンプーの香りが俺の鼻をくすぐって
それに「あぁ、Aの匂いがする」って
それだけで堪らなく愛しくなるんだから不思議だ。
段々と深くなるキス。
角度を変えながら、はむっと下唇を咥えると
ピクッてAの肩が少しだけ動いて、一瞬唇が開いたから。
その隙を逃さず、舌を入れ込む。
「んっ……」
反射的にか、逃げようとしたAの舌を、追いかけ、絡める。
「…か、ず…っ」
「…ん」
「はぁ、…っ、んんっ」
苦しそうに途中で名前を呼ぶもんだから。
息苦しかったのかな…って唇を離して。
はぁ、ってやけに色っぽい息を零した彼女の耳元に顔を寄せて
チュッと優しくキスを落とした後に「苦しかった？」って小さく囁いた。
「苦しかった…」
「ん」
Aが俺の背中に手を回して、ぎゅうって抱き締める。
そのまま耳をペロッて舐めると、「ひゃっ」て小さく悲鳴を上げたAが抱き締める力を強くした。
「ね、もっかいチューしてもい？」
「……」
「無言は肯定ってコトだよね」
「…待っ、和也く、」
「じゃ、キス、するね？」
肩をクイッと少しだけ後ろに押して
「待ってっ」と動いた唇に人差し指を当てて。
唇を指でなぞった後に、キスを落とした。
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かいちん♪ - 久しぶりにこの作品の続きが読めて嬉しいです(；ω；) 大好きな潤くんのお話の続きが読みたいです！ でも他のみんなのお話もキュンキュン止まりません！ (2019年1月21日 8時) (
レス) id: 8b1261ed43 (このIDを非表示/違反報告)
あんみつ(プロフ) - まなか＊もきゅもきゅさん» お返事遅くなってしまい、申し訳ありません(´；ω；`)いえいえ！こちらこそ有難い限りです…！またお時間があるときにでもチラッと覗いていただければ嬉しいです(*´ω｀*) (2018年7月31日 0時) (レス) id: 20e1b06e4d (このIDを非表示/違反報告)
まなか＊もきゅもきゅ(プロフ) - はじめましてー！ 素晴らしき作品に出会えました、、ありがとうございますっ！！！w あんみつさんの書く嵐さんに魅了されました(ﾉД`) 次の更新も楽しみにしてます！ (2018年6月17日 1時) (レス) id: b45e1692d1 (このIDを非表示/違反報告)
あんみつ(プロフ) - 二宮莉奈さん» 初めまして。甘々な二宮さん…良いですよね(*´艸`)自分でも書きながらニヤニヤです(笑)ゆっくり更新ですが、楽しんでいただけると嬉しいです！ (2018年6月14日 23時) (レス) id: 20e1b06e4d (このIDを非表示/違反報告)
あんみつ(プロフ) - kikiさん» もう、想像するだけで鼻血もんですよね(*´艸`)楽しんでいただけて良かったです！一緒に甘々されちゃいましょうー♪ (2018年6月14日 23時) (レス) id: 20e1b06e4d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんみつ
| 作成日時：2018年5月25日 23時
